今日のわんこ 105号 ページ28
夕食時間は過ぎて現在の時刻は21時を迎えようとしていた。
Aは手袋とマスクを外すと、キッチン内に設置されているゴミ箱で中にあるゴミを袋ごと取り出す。
A「よいしょ…と…んじゃあゴミ集め行ってくるね〜。」
Aはゴミ袋の口をまとめて廊下に置いてある台車に乗せると、自動ドアから顔を覗き込んで言う。
キッチン2「おう！気を付けてな！」
キッチン1「今日はもうやることたいしてないからそのまま終わったらあがって良いぞ。」
A「了解〜。じゃあまた明日ね〜」
キッチン4「おう！」
キッチン3「また明日〜」
Aは台車で一階を回り、第一部部隊隊員たちの部屋のゴミを集めていく。
A「(さて、一階はあと隊長室だけだな。)」
既に大量で置く場所すらない台車を押しながら隊長室を目指すと、背後から聞き慣れた声に足を止める。
歪「あれ？Aさん？」
声がした方を振り返れば、そこには柔らかい微笑みを溢しながら歩いてくる歪がAの傍まで来て台車を見て質問をする。
歪「何してるんですか？」
A「…(しょうがない…。)ゴミ集めしてるの。毎週金曜日の夜は各階のゴミ集めをして研究所裏にあるごみ捨て場へ持ってくの。」
既に乗りきらない程のゴミ袋たちを見つめてはこんなことをさせられているAの心情を考えて歪は台車の手摺りを掴んで押し始める。
A「え。ちょっと歪！？良いわよ…！アンタはしなくていいの…！」
急いで歪の後を追うAはそれでも構わず台車を押す歪に止めるよう伝える。
だが、それでも歪の意思は変わらない。
歪「手伝いますよ。(本来ならAさんはこんなことしなくてもいいことなんだ。それをAさん一人にやらせるのはいくらなんでも酷すぎる。)」
互いに引かない状況のまま、第一部部隊隊長室(現 桃林 慎義の部屋)に辿りついてしまう。
拒むAと無視に頑なに台車から手を離さない歪。
先に折れたのはAの方だった。
A「分かったよ…。今回だけ手伝って。(こういう面も他の隊員たちに見られると歪にも何か飛び火しそうで怖いから毎週歪には避けて行ってたのに今回は油断したな…。)」
歪「はい！」
憂鬱なAとは真逆に歪は笑顔で返事をすると、歪は台車を押したまま桃林の部屋に入ろうとする。
ドアノブを握りしめる歪の手首をAは捕えて一度ストップをかける。
A「ちょい待ち。」
歪「？どうしたんです？」
A「ここから先は台車置いてくよ」
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カギ(プロフ) - ジョーカーさん» 応援コメントありがとうございます(о´∀`о)まだ頭の中で流れを作り出してる最中ですが、皆さんが知ってる原作と少し違う世界が味わえたらなと思います。ご期待ください…！！ (3月31日 9時) (
レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になる終わり方！あと、4になったら本編って書いてあってそれも楽しみ！でも、小説書くの大変だと思うのでゆっくりで大丈夫です☺️頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (3月31日 9時) (レス) @page40 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» ありがとうございます！！もっと皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります(*｀･ω･)ゞ (2月26日 7時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - 祝100話！！おめでとうございます🎊🎉これからも頑張ってください！応援してます！！ (2月25日 21時) (レス) @page17 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» そこまで言ってくれるとは…！！(///∇///)これからもまだまだ続きます！！ (2月2日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カギ | 作者ホームページ：http://kogakogaminemine1321%45
作成日時：2024年1月28日 21時
