今日のわんこ 101号 ページ21
歪「うーん…分からない…。どうすれば良いんだろう…。」
歪はAの誕生日プレゼントの件を考えていた。
何も思い付かないまま勝手に進み出す足先はキッチンだった。
歪「(Aさんに欲しいものを聞くか…。いや、サプライズで喜んでるAさん見たいし…。)」
目の前の自動ドアは開いて、A以外の隊員が歪に挨拶をする。
キッチン「お疲れ様です。」
辺りを見渡してからようやくAがいないことに気づく歪。
歪「あれ…Aさんは?」
キッチン1「あー、この時間帯だと3階辺りで掃除してますかね。」
歪はこの時間をチャンスだと感じてAの好きなものを聞き出す。
歪「あの…!Aさんの好きなものってなんですか?」
キッチン2「Aの好きなものですか?」
キッチン3「食べ物とかだとフルーツとかですかね。あとはチョコとか」
歪「(Aさんはフルーツとチョコが好き!)あ、あと他に欲しいものとかって知らないですか?」
いろいろ質問をしてくる歪に隊員は一度その訳を聞く。
キッチン1「すみません、隊長。なぜ、突然Aの好きなものを…?」
歪「…実は…」
歪はAの誕生日プレゼントのことを話すと、隊員たちは眉間にシワを寄せて考え込んでしまう。
キッチン1「うーん…誕生日プレゼントですよね…。今年はアイツをどう捕獲するか…。」
歪「え…ほ、捕獲?」
隊員の口から【捕獲】と聞いて一瞬戸惑いを見せる歪。
どういうわけか分からない歪に隊員は説明する。
キッチン3「実はアイツ、自分の誕生日になると逃げまくるんですよ。」
歪「え!そうなんですか?」
誰しも誕生日が来るとなると、お祝いされるのが普通だが逃亡を図るAの行動に歪は目を大きくさせる。
けれど、Aの過去からして逃亡する理由も少し分かった気がした。
キッチン2「誕生日に両親を殺されたのがトラウマみたいでまた自分が祝われたら誰か死ぬんじゃないかって怯えてるんですよ。アイツ」
キッチン1「誰も死なないって何度も説得はしてるんですけどね。」
歪「それじゃあ去年はお祝いしなかったんですか?」
キッチン3「いえ、誕生日が終わるまであと30分後に捕獲して拘束しながらお祝いしました。」
キッチン2「容赦なくぶん殴るわ投げ飛ばすわで大変でしたよ。」
話を聞くと、とてもカオスな状況だが隊員たちは今年もお祝いをする気があるらしく心強く歪に話した。
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カギ(プロフ) - ジョーカーさん» 応援コメントありがとうございます(о´∀`о)まだ頭の中で流れを作り出してる最中ですが、皆さんが知ってる原作と少し違う世界が味わえたらなと思います。ご期待ください…!! (3月31日 9時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になる終わり方!あと、4になったら本編って書いてあってそれも楽しみ!でも、小説書くの大変だと思うのでゆっくりで大丈夫です☺️頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (3月31日 9時) (レス) @page40 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» ありがとうございます!!もっと皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります(*`・ω・)ゞ (2月26日 7時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - 祝100話!!おめでとうございます🎊🎉これからも頑張ってください!応援してます!! (2月25日 21時) (レス) @page17 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» そこまで言ってくれるとは…!!(///∇///)これからもまだまだ続きます!! (2月2日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2024年1月28日 21時