今日のわんこ 98号 続き ページ15
歪「(僕、Aさんのこと何も知らないんだな…。何も思い付かない…。普通に好きなもの聞いた方が早いかもしれない…。)ゴクッ……ハァ…。(Aさんの好きなもの1つも思い浮かばないなんて…。今まで僕は何をしてきたんだ…。)」
歪は最後にお吸い物を飲んで今まで何もしてこなかった自分にため息をついた。
A「(溜め息ぃぃ!?)」
Aが精神ダメージを食らってほぼ半泣き状態であることも知らずに歪は恐る恐る質問しようとする。
歪「Aさん…あのすきな A「私、もう行くね!」
歪は声をかけるのと同時にAは素早く立ち上がってその場に立ち去ろうとする。
だが、Aのお盆にはどのおかずも残っていた。
歪「え…Aさん…。全然食べてないですよ…。もう大丈夫なんですか?」
A「(このままの状態で味付けのダメ出しなんて食らったら泣いてしまう…!!)う、うん!もうお腹いっぱい!歪も食べたらすぐ休むのよ!じゃ!」
Aはスタスタとキッチンに戻っていくのを見届けてから歪は気づく。
歪「ハッ!もしかして、Aさん…どこか体調が悪かったのかな…。」ウルウル
歪は涙目になりながら美味しい焼きサバを噛み締める。
歪「ぐすん…。」
一方その頃、双子では
食堂で食事をしながらついさっきまでの歪を思い出していた。
真一「まさか、殺気を出すほど怒ってくれるとはな…。」
真二「だな…。最初に会ったときと比べると、すごい変わったもんだ。兄さん、ん。」
真二は自分の焼きサバを渡すと、真一は軽くため息をつく。
真一「ハァ…そろそろ自分で魚の骨くらい取れるようにしなさい。」
真二「これは兄さんの仕事。」
真一「はいはい。」
真二のサバを受け取ると、それを丁寧に骨を取っていく真一。
それをじっと見守る真二はふと口を滑らす。
真二「あんときのAさん、怖かったな…。」
真一「」ビクッ
ある程度小骨も取り終わると、真一は震えながらサバを真二に返す。
真一「お、お前それを言うか…。」
真二「だって怖かったんだもん…。」
当時、Aも研究所に訪れた初日はこれでもかと言うほど双子に説教をしていた。
A「馬鹿野郎!!なんで殴った!!!」
真二「だって、あのハゲが…。」
Aの前で正座をして隊長を殴ったことで説教をさせられていた。
真一「違うぞ、弟よ。あれは落ち武者だ。」
真二「!そうだね!流石兄さん…!」
A「この際どっちでも良いんだよ!(怒)」
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カギ(プロフ) - ジョーカーさん» 応援コメントありがとうございます(о´∀`о)まだ頭の中で流れを作り出してる最中ですが、皆さんが知ってる原作と少し違う世界が味わえたらなと思います。ご期待ください…!! (3月31日 9時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になる終わり方!あと、4になったら本編って書いてあってそれも楽しみ!でも、小説書くの大変だと思うのでゆっくりで大丈夫です☺️頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (3月31日 9時) (レス) @page40 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» ありがとうございます!!もっと皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります(*`・ω・)ゞ (2月26日 7時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - 祝100話!!おめでとうございます🎊🎉これからも頑張ってください!応援してます!! (2月25日 21時) (レス) @page17 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» そこまで言ってくれるとは…!!(///∇///)これからもまだまだ続きます!! (2月2日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2024年1月28日 21時