今日のわんこ 5号 ページ7
僕はいつも通りキッチンの自動ドアをくぐりながら彼女の名前を呼ぶ。
歪「Aさん！こんにち…は……」
そこには彼女の姿がなく、いるのはいつものキッチンの方が数人くらいだった。
キッチン4「こんにちは、歪隊長。」
僕は辺りを何度も見ながらキッチンの方にAさんの居場所を聞く。
歪「Aさんはどこですか？いつもならこの時間にいますけど…」
キッチン2「(相変わらずA大好き星人だな…Aしか見えてない…。)Aなら他の隊員たちと具材を買いに行きましたよ。だいぶ買ってくると思うんで帰ってくるのは夕方ですかね。」
歪「夕方…」
僕はキッチンの時計を見つめる。時刻は10:05…まだまだ6、7時間もある。僕は少しだけ肩を落とす。
歪「そうですか…。」ｼｭﾝ
キッチン2「(おい、どうするんだよ…！完全に耳と尻尾が垂れ下がっちまった…！)」←幻覚
キッチン4「(流石にAにだけあの人懐っこさで6時間はキツいよな…。)」
落ち込んでてもいないものはいない…。
僕はちゃんと割り切って部屋に戻ることにした。
歪「…すみません、Aさんが帰ってくるまでここにいるのもあれなので部屋に戻ります。」
キッチン2「あ、あぁ…！」
キッチン4「アイツが戻ってきたら速攻で呼びに行きますね…！」
歪「はい…お願いします…。」ｼｭﾝ
キッチン2&4「(めっちゃ心痛むわ…。)」
キッチン2「(はよ、帰ってこい…！A！)」
キッチン4「(お宅のワンちゃんめっちゃ泣きそうな顔してんぞ。)」
僕はそのままキッチンを後にして部屋に戻る。かといってここは特にすることはなく、院長からの命令もない…。なにもすることがない。…いや……普段通りに部屋で命令を待っていればいいか。
僕は部屋に着いてイスについて命令を待つ。
歪「……」
しばらくしてから僕はベッドに移動して命令を待つ。
歪「……」
またしばらくして僕は時計の前に立って命令を待つ。それでずっと時計を見つめる。時刻は10:27。
歪「……」
僕はドア横の壁に背中をくっつけて体育座りでAさんを待つ。
歪「(早く帰ってきてください…。)」
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楔「アイツ、アッチ行ったりコッチ行ったり落ち着き無さすぎ。空っぽのくせにウケる(笑)」
俺は歪の部屋を映している監視カメラのモニターを見てその様子を嘲笑った。
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カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» コメントありがとうございます！気に入ってもらってとても嬉しいです！最近、続編も出しましたので良ければそちらもお楽しみください！ (12月12日 12時) (
レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - めちゃ好きなストーリーです！！続きも楽しみにしてます！！ (12月11日 22時) (レス) @page15 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カギ | 作者ホームページ：http://kogakogaminemine1321%45
作成日時：2023年9月9日 20時
