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今日のわんこ 32号 ページ37

今日は歪が朝から別の任務で研究所にいない。

前日から朝早くに朝食と昼食のお弁当をお願いされていたので、夜食で余った炊き込みおにぎりを3つとお弁当の飯も炊き込みにして渡した。

あまり難しい任務でもないらしく、早ければ昼過ぎには帰ってくるらしい。

14:37頃

キッチンの自動ドアが開く。

歪「た、ただいま…戻りました…。」

歪がやけにボロボロな状態で戻ってくる。

しかも、他の隊員に肩を借りている状態だ。

A「は!?ちょ、どうした!?」

「いやー…それが…」

歪がボロボロな訳を聞くと、心配から呆れに変わった。

A「つまり…お弁当食べる際に中の具材に喜んでバランスを崩して崖から落ちたと。」

「はい…。」

歪「中にタコさんウィンナーが入ってたのでつい。」

A「あんた、体格を鍛えなさい。バランス崩し過ぎよ。」

歪「はい、気を付けます。」

とりあえず、隊員はそのあとも報告書の関係で忙しく歪を預かって私の部屋で手当てすることになった。

A「全く…なんで崖でお弁当食べ出すのよ、危ないじゃない。」

歪「景色が良かったんでつい…。」

私は濡らしたタオルで傷口を洗って消毒液を染み込ませたコットンで消毒する。

その度に歪が腕をコットンから遠ざけるので、腕を掴んで逃げないようにする。

A「逃げるんでねぇ。」

歪「…っ、痛くしないでください…。」

A「歪がちゃんと我慢できればすぐ終わるわよ。」

腕の傷口にガーゼと包帯を巻く。

あとはほぼ擦り傷で軽傷だったので、消毒だけやばんそうこう貼るだけで済んだ。

歪がマジマジと巻かれた包帯を見つめる。

A「どうした?緩い?」

歪「いえ…逆です。緩くもなければキツくもないのでちょうどいいです。」

A「そ。それなら良かった。」

救急箱の中身を片付けていると、歪が質問をして来る。

歪「Aさん、手当て上手ですね。よく皆さんの手当てとかしてたんですか?」

A「…まあ、たまにね…。」

歪「良い副隊長だったんですね。」

A「そんなことないわよ。」

そんな少しだけ前の職場を思い出す。

A「……良い副隊長…ね…。」

歪「?Aさん?」

A「ううん、なんでもない。」

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カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらってとても嬉しいです!最近、続編も出しましたので良ければそちらもお楽しみください! (12月12日 12時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - めちゃ好きなストーリーです!!続きも楽しみにしてます!! (12月11日 22時) (レス) @page15 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45  
作成日時:2023年9月9日 20時

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