今日のわんこ 24号 ページ29
最近、キッチンは前よりワイワイとしている。
真二「お前、Aさんに近づくな。」
歪「……。」
真二にAとの距離を離されて見つめる歪。
真二「あ?なんだよ、その顔は…!」
歪「……。」ジッ
ガン飛ばす真二に対して負けじと睨む歪。
真二「表出ろや!」
吠える真二の隙をついてまたAに飛び付く歪。
キッチンは真二の怒鳴り声で響き渡り、キッチンの隊員たちは無視して調理を進ませる。
キッチン2「いやー、それにしても従順なワンちゃんがまた2匹来るようになっちゃったね。」
A「ホントよ、全く。」
Aが呆れていると、真一がキッチンへと入ってくる。
真一「Aさん、今日も隊長の業務を片付けてきました。」
A「ん。ごくろうさま。」
真二と歪が揉めている間に真一はAに近づいて尋ねる。
真一「あの…Aさんはいつから隊長に戻られる予定ですか?」
A「戻る予定もねぇし隊長になった覚えもねぇ。」
すると、双子が驚く反応をする。
真一&真二「!?」
震えた声を出しながら真一はAに再確認する。
真一「じゃ、じゃあ…あのコートを羽織っていた気高いお姿は…???」
A「お前の幻覚や。」
すると、混乱状態に陥る真二がAの肩を掴む。
真二「冗談ですよね!?冗談だと言ってくださいぃ…!!」
そのまま前後に揺らす真二に対してAは否定する。
A「冗談じゃねぇよ。」
その途端、真二は絶望に満ちたかのようにその場で膝から崩れ落ちる。
真二「嘘だ…。」
A「いや、嘘じゃねぇって。」
絶望してる双子の間を潜り抜けて歪はAに飛び付く。
満面の笑みでAの髪の香りを堪能しつつ頬に自分の頬を擦り付けた。
歪「(勝った…!)」スリスリ
A「(いや、なんなん?)」
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらってとても嬉しいです!最近、続編も出しましたので良ければそちらもお楽しみください! (12月12日 12時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - めちゃ好きなストーリーです!!続きも楽しみにしてます!! (12月11日 22時) (レス) @page15 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2023年9月9日 20時