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今日のわんこ 17号 ページ21

私は和食をメインにした朝食を持って歪のところへ向かう。

A「歪ー」

すると、歪がドアを開けて微笑みながら部屋に招く。

歪「いただきます。」

そう言って始めにみそ汁を一口飲む。

歪「Aさんの作ったみそ汁は美味しいです。」

A「そっか。」

私はそのまま歪が朝食を口いっぱい頬張るのを見て微笑む。

A「なんか初めて会ったときを思い出すな。」

歪「?」

歪は相変わらず口端に米粒をつけてこっちを見る。

A「歪、おべんとついてる。」

私は歪と同じ頬に指を指して言う。

歪「んぐ…」

歪も今回はちゃんと米粒を取ることができ、その一粒を口に含んだ。

一度、口にあるものを飲み込むと私の言葉に質問する。

歪「初めて会ったときってあのときですか?」

A「そうそう。アンタがこの部屋のど真ん中で生き倒れてたときだよ。」

脳裏で当時目撃したあの歪の姿を思い返す。

A「あんときはビックリしたな〜。」

歪「あのときは本当にありがとうございました。Aさんは命の恩人です。」

A「いや、大袈裟すぎでしょw元はと言えば、私たちは歪のご飯いるのかどうか直接確認しなかったせいでああなっちゃったし。」

歪「でも、あのとき餓死し欠けて良かったかもしれないです。」

A「…………え……アンタ、マゾ…?」

少し引いたような顔で歪を見つめるが、歪は顔を横に振って否定する。

歪「い、いえ…そういうんじゃなくて……もし、この部屋で生き倒れてなかったらAさんと関わらずに過ごしてたんだろうなって。」

A「……」

私はガシガシと歪の頭を撫でる。

歪「?Aさん?」

A「…次は勝手にどっか行くなよ。」

歪「!…はい…!命に懸けてでも守ります…!!」

A「いや、そこまでしなくていいわよ…。」

そんな会話の中、歪の目を盗んで嬉しそうに笑った。

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カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらってとても嬉しいです!最近、続編も出しましたので良ければそちらもお楽しみください! (12月12日 12時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - めちゃ好きなストーリーです!!続きも楽しみにしてます!! (12月11日 22時) (レス) @page15 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45  
作成日時:2023年9月9日 20時

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