24.ウチの子はそんなにヤワじゃない ページ47
A姉side
蓬「はい。これでもう私の許可がないと出られないっす。一丁上がりっすね。」
迅の方を見ると蓬の能力で閉じ込められたらしく、人一人分入る箱が出来上がっていた。
迅「(クソ…！真っ暗だ…！)」
蓬「こっからが面白いっすよ。」
蓬は親指と人差し指をクイクイと近づける。すると、迅がいるであろう箱も徐々に縮まっていった。
迅「(徐々に狭くなってる！？)」
蓬「ほらね？だから言ったじゃないすか、A先輩。こんなガキ相手にうちが劣るわけないんすよ。このガキを始末したら先輩が相手してくださいね。あと、体って結構小さくなるんすよ。圧死するまで体感してってくださいよ。」
迅が入っている箱がどんどん小さくなっていく。
大丈夫だ…もしダメだとしてもまだ助けられる余地はある。
迅「ブチ破ってやるよ！」
それでこそ迅だ。大丈夫、この子なら…。
蓬はまだ迅を舐めているのだろう。バカにするかのように笑う。
蓬「無理っすよ。鬼の血って結構な集中力と精神力、必要っすよね？その状態で出すのは無理っすよ。閉所って自然と脳が拒否すんすよ。狭くなるならなおさらっす。頼りの血も使えず圧死確定っすね。」
ついに大きめな段ボールまで小さくなってしまった箱から落ち着いた声が聞こえてくる。
迅「……昔を想い出すぜ…。」
蓬「ん？」
すると、箱からガキンと刃が当たるような音がした。
A姉「ﾌｯ」
少し不安になりかけたけど、いらない心配だったみたいだね。良かった。
私はそのまま２人を背にして歩いていく。
A姉「さて、私はお邪魔になるといけないし他にもやらなきゃいけないことがあるから別のところへ行かせてもらうわ。頑張ってね、迅。」
蓬「！先輩！待ってくださ…」
蓬の声に耳も貸さないで私はそのまま歩を進めた。背後から箱が割れる音がする。
もう、これは勝負がついたかな…？いや、まだ判断するのは早いか。
すると、目の前に何かが投げ込まれてきて私の顔の横を通りすぎる。
全員「！？」
奥から現れたのは碇だった…。
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カギ(プロフ) - アニメ好きさん» ありがとうございます！頑張ります！ (1月11日 12時) (
レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き(プロフ) - なるほど！教えて下さり有難うございます！これからも投稿頑張ってください！ (1月11日 10時) (レス) id: 19e7ef702b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - アニメ好きさん» 読んでくださりありがとうございます…！夢主の服装は基本ワンピースです。車イス生活で一番楽な服装なのと可愛いという理由で選びました(笑) (1月11日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き(プロフ) - この小説はマジでとっても面白いのですが、夢主の服装どうしてもわからないのですが、教えていただくことって可能ですか？💦 (1月10日 8時) (レス) @page26 id: 19e7ef702b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - 暇人の暇人さん、コメントありがとうございます！今少し忙しい時期ではありますが精一杯頑張りますので温かく見守って頂けると嬉しいです( ≧∀≦)ノ (2022年4月15日 21時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カギ | 作者ホームページ：http://kogakogaminemine1321%45
作成日時：2022年4月1日 22時
