7.４人を足止め ページ16
小ヶ峰side
２人はケンカになり、そこまで酷いものではなさそうだから一度放といてボールの行方を探すことにした。
うーん、なさそうだな。……こっちも…。
未だにボールを見つけられずにいると茂みから音がした。茂みからは手術岾くんと漣さんが出てきた。
漣「げっ！」
私に見つかってマズそうな表情をする漣さんとカタカタと震えている手術岾くん。よく見ると漣さんの手にはボールが握られていた。
あー…まあいっか！いつでも取り返せる。
私はそこから動かないで笑顔を見せながら言う。
小ヶ峰「どうしたの？何かマズいことでもあるの？」
漣「オイ！逃げんぞ！」
手術岾「えっ！…う、うん…！」
そう易々と逃がすとでも？
距離的にギリギリな枝に飛び移り、遠心力を利用して足がボールに当たるようにする。
手に当たったらごめんねー…。
足がボールに命中し、漣さんの手からこぼれ落ちる。すぐさま拾おうとする手から横取り、ヒールと靴底の間にはめる。
小ヶ峰「よし！回収完了！」
漣「返せ！ゴラァ！」
漣さんが向かってきても軽々と避けて次の木に掴まる。
小ヶ峰「危ないなー。こっちは足が使えないんだよ？」
すると、横から遊摺部くんと矢颪くんが私に突っ込んでくるが反対側の枝に掴まって突進を回避する。二人は勢い余ってか、木の根っこに足を引っ掛けて盛大に転んだ。
漣「チッ！(余計なのが増えやがった。)」
手術岾「胸が痛い…心臓病？……死ぬのか…？」
矢颪「イデデ…あっ！見つけたぜ！女センコー！」
小ヶ峰「小ヶ峰先生でしょ？どうしたの？さっきまで遊摺部くんと遊んでたじゃない。」
矢颪「へっ！今度こそボールを奪ってやる…！」
矢颪くんがやる気満々に肩を回すとそこに漣さんが割り込む。
漣「あ"ぁ"？ふざけんじゃねぇよ！アレは私らが見つけたんだ！」
矢颪「うるせぇな！最初に見つけたのは俺らだ！なぁ！メガネ！」
矢颪くんの言葉を無視に遊摺部くんは外れた眼鏡を手探りで探していた。
遊摺部「メガネ…メガネ…。」
小ヶ峰「で？どっちから来るの？なんだったら４人でまとめてボールを取りに来なさい。」
私の煽り言葉に乗り、矢颪くんと漣さんが私に殴りかかってくる。
矢颪&漣「上等だ！ゴラァ！！」
だが、そこで何者かが素早く現れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カギ(プロフ) - アニメ好きさん» ありがとうございます！頑張ります！ (1月11日 12時) (
レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き(プロフ) - なるほど！教えて下さり有難うございます！これからも投稿頑張ってください！ (1月11日 10時) (レス) id: 19e7ef702b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - アニメ好きさん» 読んでくださりありがとうございます…！夢主の服装は基本ワンピースです。車イス生活で一番楽な服装なのと可愛いという理由で選びました(笑) (1月11日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き(プロフ) - この小説はマジでとっても面白いのですが、夢主の服装どうしてもわからないのですが、教えていただくことって可能ですか？💦 (1月10日 8時) (レス) @page26 id: 19e7ef702b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - 暇人の暇人さん、コメントありがとうございます！今少し忙しい時期ではありますが精一杯頑張りますので温かく見守って頂けると嬉しいです( ≧∀≦)ノ (2022年4月15日 21時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カギ | 作者ホームページ：http://kogakogaminemine1321%45
作成日時：2022年4月1日 22時
