5.スタート ページ12
小ヶ峰side
時間が来て無陀野先生は神羅の森の入り口を開ける。
無陀野「お前らが入った15分後に俺らが入る。小ヶ峰、お前が言え。」
小ヶ峰「はい！それではスタート！」
スタートになった瞬間、皇后崎くんが一ノ瀬くんたちを置いて神羅の森に入っていく。
小ヶ峰「あらら。置いてっちゃった…。」
一ノ瀬「おい！ゴラ待て！！」
そんな皇后崎くんに一ノ瀬くんは追いかける。さっきの言葉に怒っているらしい。オロオロしている屏風ヶ浦さんも一ノ瀬くんのあとを追う。
屏風ヶ浦「ま、待ってください…！」
その後も次々と生徒たちが神羅の森へと入っていく。頑張ってね、と心の中で激励を送りながら生徒たちを見送る。
数分後
生徒たちが森に入ってからそんなに経っていないのにドゴンと巨大な音が聞こえる。おそらく一ノ瀬くんと皇后崎くんだろう。
そんなことを思いながらスタートしてから筋トレをしている無陀野先生を見上げる。
※血蝕解放を解いてから座ったままです。
無陀野「(482…483)」
近くで飛んでいる蝶が私の頭に止まる。
すると、どこからか声が聞こえてその声に反応した蝶が私の頭に止まるのをやめて再び羽を羽ばたかせる。
？？「今日は学校説明だけじゃなかったー？」
その声がすると無陀野先生が筋トレを一度中断する。
無陀野「校長」
校長「初日で課題なんてさすがだねー。それにしても小ヶ峰くん、血は使わないのかい？大丈夫？」
私の状態を見て校長は心配の声をかけてくれる。
小ヶ峰「はい。簡単に言ってしまえばハンデですよ。私は生徒たちの邪魔をするだけなので腕力と握力だけで十分ですよ。」
無陀野「説明で一日消費するより訓練する方が有意義ですよ。」
そう言いながら袖で顔を拭う無陀野先生。
校長「優しいね。全部あの子達のための言葉だ。年間多くの鬼が殺されてるけどほとんどが子供。血縁に鬼がいるだけで殺される子も多い。生きたまま連れ去り研究の道具に…て例も…何も知らず何も分からずある日突然殺される子供たちは最期に何を想って逝けばいいんだろうね。せめて全てにおいて平等な天国があることを願うよ。」
そのとき、私の記憶で"彼"の最期がよぎる。
小ヶ峰「…！！」
校長の話で私は少し顔をそらす。
私もそれの子供たちの一人になりかけたことがあったから。あまり思い出したくない…。今、その記憶を掘り起こせば私はもう"アイツら"に笑顔を向けられない。
すると無陀野先生が何を思ったのか少し不器用に私の頭を撫でた
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カギ(プロフ) - アニメ好きさん» ありがとうございます！頑張ります！ (1月11日 12時) (
レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き(プロフ) - なるほど！教えて下さり有難うございます！これからも投稿頑張ってください！ (1月11日 10時) (レス) id: 19e7ef702b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - アニメ好きさん» 読んでくださりありがとうございます…！夢主の服装は基本ワンピースです。車イス生活で一番楽な服装なのと可愛いという理由で選びました(笑) (1月11日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き(プロフ) - この小説はマジでとっても面白いのですが、夢主の服装どうしてもわからないのですが、教えていただくことって可能ですか？💦 (1月10日 8時) (レス) @page26 id: 19e7ef702b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - 暇人の暇人さん、コメントありがとうございます！今少し忙しい時期ではありますが精一杯頑張りますので温かく見守って頂けると嬉しいです( ≧∀≦)ノ (2022年4月15日 21時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カギ | 作者ホームページ：http://kogakogaminemine1321%45
作成日時：2022年4月1日 22時
