好きだとか言うなら証拠を見せろ part3 【名前変換オリジナル】

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「仕方ないからどっちとも手、繋いで行くよ」

ちょっと優越感に浸りながら言ったこの一言。

本音を言ったら『どちらかなんて選べないよ』みたいなこと言ってみたいけど、言うわけないよね。

あたしは倖夜一筋ですから!!

「……上から何言ってんだ？星原のくせに生意気だろ。手繋がせてくださいって家」

「そんな風に言われたら手、離したくなるよね〜。ほら、手繋ぎたいですって言ってみてよ」

ナンダヨコノ双子

ドッチモドＳカヨ

あたしが痛い子みたいじゃないか!!

繋がれた手が急に離れたあたしの両手は宙ぶらりんで、妙に痛々しい。

言ってみろとか言ったくせに横の２人はポケットに手突っ込んで談笑してるしさぁ。

「今日親父帰ってくんの？」

「分かんなーい。でも、母さんは帰ってくるらしいし帰ってくるんじゃないかな」

「じゃあ、今日はまともな飯食えんだな」

「倖夜ってば嬉しそうだねぇ。そんなに母さんにご飯作ってもらうの好きなのぉ？」

「ばっ…ち、違わねーけど…。親の飯嫌いにとか、なれねーし」

「照れてる〜。我がお弟ながらツンデレだねぇ」

「キモいこと言ってんなよハゲ」

「ツンツンスキル発揮しちゃってる〜かっわい〜」

「意味分かんねーしハゲ」

「ハゲとか言わないでよ〜同じ遺伝子なんだから俺がハゲてたら倖夜もハゲだよぉ？それでもいいんだ？」

「……嫌だ」

「じゃあ、もうハゲとか言わない？」

「……言わねえ」

「よしよし、いー子いー子」

「撫でようとすんな!!」

「だって倖夜が可愛いんだもーん」

「もんとか付けんなよ。俺が言ってるみたいに見えるから止めろ」

「ヤダー」

「マジで止めろよ兄貴」

「兄貴じゃないでしょー？兄ちゃんでしょぉ？」

「ニイチャン？何だソレ、俺の辞書には乗ってねー単語だ。初耳だな」

「……そんなこと言うなら、今Aが持ってるメロンパン俺が食べちゃうよ？」

「……それは止めろ…に、兄ちゃん」

「仕方ないなぁ〜。止めたげるよ」

………放置プレイか!!


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双子会話にちょっと萌えたのはあたしだけですかね？ww

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