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よく見えるということは決して良いことではない。

みる必要のないもの、みたくないものをみる羽目になる。

自分でよくわかっていなかった頃、事故をみてしまった時は吐いた。

だから外を見るときはなるべく遠くの山や空をみている。

そのおかげでぼーっとしている不思議ちゃんのようになっているが。

もうもとの自分の視力も覚えていない。

これは記憶に蓋をした罰なのか。

では思い出したいま、どうなるのか。

でも本当に罰なのなら。

生涯背負っていける。もう二度と忘れたりなんかしない。

兄がそばに感じられるってことだ。

そういうことだろう?





役者は揃った。

条件も整った。

あとは事が起こるのを待つだけ。

耳→←放課後



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作者名:lamerise | 作成日時:2018年3月11日 22時

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