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目 ページ15
よく見えるということは決して良いことではない。
みる必要のないもの、みたくないものをみる羽目になる。
自分でよくわかっていなかった頃、事故をみてしまった時は吐いた。
だから外を見るときはなるべく遠くの山や空をみている。
そのおかげでぼーっとしている不思議ちゃんのようになっているが。
もうもとの自分の視力も覚えていない。
これは記憶に蓋をした罰なのか。
では思い出したいま、どうなるのか。
でも本当に罰なのなら。
生涯背負っていける。もう二度と忘れたりなんかしない。
兄がそばに感じられるってことだ。
そういうことだろう?
役者は揃った。
条件も整った。
あとは事が起こるのを待つだけ。
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作者名:lamerise | 作成日時:2018年3月11日 22時