7人の執事

▽ ページ21

「ふぅ…」




剛「朝から気分下がるわー」




「あ……」




剛「なに」




「岩田さんって可愛い子に好きだよって言われたらうれしいですか？」




剛「もちろんうれしいけど、好きな人に言われる方が何倍もうれしい」




「へぇー」




剛「なんだよ」




「意外な感じだったんで」




剛「お前の中で俺はどんなひどい奴なんだよ」




「だって、勉強してるとき怖いし、口は悪いし。顔は可愛いのに」




ﾄﾞﾝｯ




剛「喧嘩売ってる？」




「え？なわけないじゃないですか！」




剛「バーカ」




「はぁー？」




剛「好きだよ」




真っ直ぐに私を見つめ、真剣な顔で言うとかズルい。




「え？」




剛「好きだって言ってんの」




「……(ﾟдﾟ)」




剛「少しは俺のこと考えとけ。バーカ」




「ちょっ……」




岩田さん、




ほんっとに上から目線で物事言ってくるし、




顔はかっこいいけど、




なんかムカつくし←




だけど、




なんかあったら気づいてくれるし




勉強だって、バカな私にでも分かるように頑張ってくれていた。




私はどうしたら……

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