喰わへん【御堂筋翔】2 (ページ23)

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50話ページ23

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石「どうやっ、
このペース、ついてこれるか、？」ﾊｧｯﾊｧｯ

『はいっ、このペースならｯ!!』

石「御堂筋も変な罰ゲームチョイスしたなぁ…、笑」

『あはは、そうですね。』

石垣先輩。
キャプテンで1番頼れる3年生。

私はその人と外周に来ている。

でも、
どこか不思議なオーラを感じるんだよな。

なんていうか……ミステリアスというか。

石「A。って呼んでもええか？」

『えっ。』

何、急に。
名前呼びは御堂筋君にしかされてない…。
先輩だからか、なんでか。
少しだけ抵抗がある。

石「御堂筋にだけそう呼ばれてるやろ。」

『えっ。』

石垣先輩はニコニコしながら夜道を走る。
私のペースに合わせて。

石「俺、嬉しかったんよ。
部内がちょっとずつやけど明るくなっていったというか。」

石垣先輩……。

『そうだったんですか！
そう思ってくださってたとは…、嬉しい限りです。』

石「で、付き合ってるんやろ？
御堂筋と。」

『…………はい？』