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『わ、わ〜〜、飛雄くんこんにちは……元気そうで何より……』
「誤魔化さないでください！」
メッセージのやり取りでは誤魔化せたし、何とかなるかなと思ってとりあえず返事をしてみれば、声を張り上げてそう言われてしまい、口を噤む。
「梟谷学園のセッターですよね、あの人とどういう関係何ですか？何で呼び捨てなんですか？何かされましたか？だから嫌だったんです、俺がいないのにAさんが合宿に行くのは！！！」
行動がちょっとポンコツだからと心の何処かで侮っていたのかもしれない。凄い剣幕でまくし立てられると、流石のAも恐怖心を覚える。
ああ、飛雄くんって正真正銘ヤンデレなんだな、と嫌でも理解させられる。
「……ッ、田中先輩達は何してたんですか！！！」
『ちょっと待って飛雄くん！田中達は関係ないから！！』
そもそも自分がいつも通り呼んでしまったのが悪いのである、このことでチームの雰囲気が悪くなっては困る。
シン……、と静まった体育館に「あの」と赤葦が声を響かせた。
「影山……だよね、烏野のセッターの」
「そうですけど、アンタはAさんの何なんですか！！」
赤葦に詰め寄る影山に危機感を覚え、Aが止めに行こうとするが、そんなAを赤葦は目で制した。
「不安にさせてごめん、俺はAのいとこだよ、家族」
「……カゾク…」
「そう、家族は結婚できないでしょ？だから恋愛感情とかはないし、寧ろ影山のサポートとか出来るよ」
「…サポート……」
『は！？待って京治――』
嘘も方便とは言えどもサポート宣言されるのは死ぬほど困る。そう訴えようとすれば言葉を遮られた。
「うん、影山みたいにAのこと一途に思ってる人がAにぴったりだと思うから」
異議を唱えようとすればそっと睨まれたので、Aはもう諦めた。
影山は数秒黙りこくってから、ペコリと頭を下げる。
「い、きなりすみませんでした……」
「別に俺は大丈夫。どちらかと言えば後ろで気を揉んでたチームメイトに謝ったら？」
「……そうします」
チームメイトの元に戻って揉みくちゃにされている影山を眺めながら、Aは赤葦の側に寄った。
『この節は誠に申し訳ありませんでした……』
「正直やらかすとしたらAだと思ってたから、想定内かな」
『言い返せねぇ……』
「まあ、宣言しちゃったからには影山のお手伝いするから」
『エッ』
その日の夜、影山がいとこ同士は結婚できると知り、またちょっと揉めた。
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赤羽 - ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっっっっっっっっと待ってます！！ (5月8日 22時) (
レス) @page9 id: fb7eac3486 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチおもち - めちゃくちゃ笑いました。かわいい！（？）気を長〜くして更新待ってますね！ (3月15日 12時) (レス) @page9 id: 20244607ee (このIDを非表示/違反報告)
さなか - なんかやる事、言うこと彼氏みたい・・・でもみていて愉快になりました（それっていいの・・？）気長に更新待ってます (2月23日 20時) (レス) @page9 id: c6c26cf44c (このIDを非表示/違反報告)
夢のわたあめ(プロフ) - Rinさん» ありがとうございます✨ぼちぼち更新再開いたしますので、よろしければポンコツで可愛い(？)影山を見守って頂けると幸いです🙏 (12月10日 22時) (レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 影山が凄い可愛い（？）です笑 続き楽しみにしてます！ (12月10日 19時) (レス) @page9 id: c2b1544657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢のわたあめ | 作成日時：2023年8月19日 19時
