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『……東京で合宿？』
風邪で部活を休んだ(携帯の通知は鳴り止まなかった)次の日、清水がAの教室に来たかと思えば、プリントを手渡される。
『……東京ってあの東京ですか…？日本の首都の？』
「うん、その東京であってる」
『梟谷学園グループって、あの？』
「多分、その梟谷学園グループだと思う」
Aはそれを聞いて崩れ落ちた。梟谷学園グループには己のいとこがいるのである。
『(何だかんだアイツとは仲良いから、飛雄くんが食って掛かりそうなのが怖い)……因みに飛雄くんは……』
「赤点補習で、来るとしても初日からは来れないみたい」
『行きます！！！』
ならば良い。初日にいとこに事情を説明して、極力接触しなければよいのである。それさえ出来れば清水とのラブラブランデブー(仮)でしかないのだ、合宿は。
「あと、Aちゃんにも相談しとこうと思ったんだけど、実は新しいマネージャーを勧誘しようと思ってるの」
『新しいマネージャーを？』
「そう。私が卒業したらAちゃん1人だし、2人で協力できる内に1年のマネージャーを勧誘したいと思って」
それはつまり女の子が増えるわけで、そうすれば影山も目が覚めて(?)同級生の女の子の良さに気がつくかもしれない。
『いいと思います！お手伝いします！』
「うん、ありがとう」
清水にも感謝され、影山からも(恐らく)解放される。
このときだけは、そう思っていたのだ―――。
「ダメです」
『……飛雄くん』
「合宿はAさんに害をなす男がわんさかいます！しかも俺は初日から行けません！なのでダメです！」
『……』
そしてその日の部活動時間はずっとこの調子なのである。
「影山、その合宿にはほら、俺らもいるから安心しろ！」
「田中さん達には申し訳ないですけど、自分の目で見て腕相撲しなきゃ安心できません！」
「お前のその腕相撲に対する想いは何なの！？！？」
ギャン！と田中は吠えた。説得出来そうな言葉を捻り出したので何とかなるかなと思えば一瞬で否定されたのである。そりゃ吠えたくもなる。
「もうかくなる上はアレだ、Aお前合宿行くな」
『田中お前、潔子先輩を独り占めしようと……！』
ギャーギャー揉めていると、黙っていた澤村が影山に笑いかける。
「兎耳山はマネージャーだ。合宿に来てもらう」
「！でも――」
「そんなに嫌なら赤点を取らなきゃ良かっただろ」
正論に影山はそっと口を閉ざし、無事合宿には行けることとなった。
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赤羽 - ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっっっっっっっっと待ってます！！ (5月8日 22時) (
レス) @page9 id: fb7eac3486 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチおもち - めちゃくちゃ笑いました。かわいい！（？）気を長〜くして更新待ってますね！ (3月15日 12時) (レス) @page9 id: 20244607ee (このIDを非表示/違反報告)
さなか - なんかやる事、言うこと彼氏みたい・・・でもみていて愉快になりました（それっていいの・・？）気長に更新待ってます (2月23日 20時) (レス) @page9 id: c6c26cf44c (このIDを非表示/違反報告)
夢のわたあめ(プロフ) - Rinさん» ありがとうございます✨ぼちぼち更新再開いたしますので、よろしければポンコツで可愛い(？)影山を見守って頂けると幸いです🙏 (12月10日 22時) (レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 影山が凄い可愛い（？）です笑 続き楽しみにしてます！ (12月10日 19時) (レス) @page9 id: c2b1544657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢のわたあめ | 作成日時：2023年8月19日 19時
