夏油傑の場合 ページ6
家入が急患の元へ向かってからすでに約10分が経った。急患というだけあって流石に時間がかかってるらしい。携帯が震えたと思えば家入からの連絡で、【今一人目は終わったけど、もう一人担ぎ込まれてきた。30分は無理そう、悪い】とのメールであった。
頑張って、という旨のメールを打っていると、どこからか視線を感じる。恐る恐る携帯から視線を上に上げると、いつの間にか右隣の席に夏油が腰を下ろしていた。無音だったのだが、前世は忍者だったりするのだろうか。
「や、おはようA」
『……おはよう、夏油くん』
その返事だけしてまた携帯の方に戻りたくはあったのだが、夏油が何かを話し出そうとしているのを感じ、諦めて携帯を閉じた。
「聞いたよ、2級呪霊を倒したんだってね。流石Aだ、可愛らしいのに強いだなんて、私も鼻が高いな」
『ありが』
「でも君は3級だろう？……いや、君に2級程のポテンシャルがあることは良くわかっている、だって私のAだからね。でも等級は3級であるAに2級呪霊の任務を与えるとはどういうことなんだ……？」
『良くある話で』
「Aに傷が出来たら上はどう責任をとるつもりなのかな」
『別に』
「いや傷が出来たら私が結婚するからそれでもいいけど……いや傷ができなくても勿論お嫁さんにさせてほしい」
『(口を挟む隙がないpart2！！)』
最強コンビはこんなところまで似るのだろうか。是非とも似ないでほしかったがもうどうしようもない事実である。しかし話を聞かないという点では五条をも凌ぐNo.1であり、Aが1つ答えれば10返ってくるため、まともな会話はほとんど出来ないものだと諦めている。
しかもどんどんこちらに近づいてくるのが恐ろしい。君のパーソナルスペースは30cmもないのか？と問いただしたくなる。
『げ、夏油くんも確か昨日任務だったんだよね、お疲れ様』
どうにか気をそらせないものが、夏油に話題をふると、今まで以上に良い笑顔になった。
「ありがとう、そういう細やかな配慮をしてくれるのが君の良いところだね。やっぱりAは優しくて可愛らしくて……完璧な女性だよ。そんなAの1番近くにいられるだなんてとても嬉しいな、そうだそういえばこの前――――」
半分以上聞いていなかった。Aの話から話題をそらすのが目的だったのに、結局は戻ってきてしまったと頭を抱える。
もう一度助けて夜蛾先生！と思っていると、思いが通じたのか家入と夜蛾が戻ってきてくれた。神はいた。
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夢のわたあめ(プロフ) - ユナさん» お返事遅くなってすみません💦コメントありがとうございます！！！肉こそが全て、と思っている男子高校生らしい選択肢…… (12月10日 22時) (
レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - お疲れの夢主を癒す話めっちゃ大好きです！「fish or chicken？」ではなく「肉or肉」で大爆笑しちゃいました！ (11月24日 18時) (レス) id: c2a36c0403 (このIDを非表示/違反報告)
夢のわたあめ(プロフ) - 茶々さん» こちらこそありがとうございました！是非ピンクのピンを受けとってくださいまし……！✨ (9月27日 7時) (レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
茶々(プロフ) - 人生ゲーム書いていただきありがとうございます(๑>◡<๑)硝子のツッコミといい私と結婚するだろのセリフヤバすぎます！ときめいた😍‼︎自分もピンクのピン欲しいっ (9月27日 0時) (レス) id: fe39496f9e (このIDを非表示/違反報告)
夢のわたあめ(プロフ) - 茶々さん» 2回目のリクエストありがとうございます！！全力で人生ゲームを遊ぶ4人、素敵なシチュですね……✨更新再開後執筆させて頂きます！ (9月8日 18時) (レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢のわたあめ | 作成日時：2023年8月8日 14時
