【呪術廻戦】そういうつもりじゃなかった！

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続いて他の3人も続々とそのマスに止まるが、全員が全員「Aを助手席に」というスタンスだったのでAが盤面で4人に分裂した。
とりあえず修羅場(?)は掻い潜れたかな、なんて呑気にルーレットを回す。

『……今度は子供産まれた』

「私との子か、きっと可愛いんだろうね」

「前髪まで似たら可哀想だろ。やっぱ…その、白髪とか蒼眼とか良いんじゃねーの」

「クズ共に親なんて1億年早い。後あれは私との子だ」

『落ち着いて？？？』

もっと言えばこれはAと旦那(虚無)の子供である。
なんかもうイエス様とか命名したいくらいの突然妊娠って感じである。

『わ、女の子か、良いな〜』

ニコニコとしながらそう呟けば、争っていた3人がピタリと動きを止める。

「私も良いと思うよ、女の子。一姫二太郎というしね」

「お、まえとのガキならまぁ、俺も、良いと、思う」

「キッッッッッショ。ほらA、こっちこい。そいつら危険だから」

その後はちょいちょいと手招きする家入の膝の上でゲームを進行することとなった。尚、家入はとんでもなくドヤ顔をしていたと聞く。



＊＊＊



『わ…！！！勝ったよ硝子ちゃん！！！』

「良かったな、まさか石油掘り当てられるとは思ってなかった」

「私、最終的に27回財布を拾ったんだけどハリケーン来てたのかな？？？」

「何終わった感出してんだよ！！！俺まだ開拓地だぞ！！！」

五条の勝ちはないとして、1位A、2位家入、3位夏油という結果となった。とりあえず突然石油を掘り当てた(1億の価値)時点で自分が知ってる人生ゲームじゃないなぁとは思ったが。……いやまて、闇医者ルートって何だ。しかしツッコんではいけないと本能で察する。

「結局もう24時回りそうだね、まぁ1ターンにあんなに時間かけてたらそうなるか……」

夏油はふぅ、と息を吐きながら時計を見る。

「……で、悟はあといくら残ってるんだい？」

「762万」

「それ今日中に終わる？？？」

「多分無理」

「坊っちゃんに労働の厳しさを教えるいい機会になったな」

「俺そういうつもりで人生ゲーム誘ったんじゃないんだけど」

お開きにする案も出たが、五条が折角の初人生ゲームをクリアしたいとのことで、家入もいるしと耐久戦が始まった。
結局は午前2時頃までかかり、二度と五条と人生ゲームはしないと全員が心に誓った。

「は！？人生ゲームやらない！？……じゃあ昨日買ったルドーを」

「「拒否する」」

『流石に……ルドーは……』

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