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「……A」
そんな空気を裂くように五条がバシバシと己の膝を叩く。それが意味するのは”ここに座れ“。
付き合ってもいない異性の膝の上に軽々と座れるほどの度胸はないのだが、断って部屋を破壊されても困る。
家入の監視付きだし、とAはおずおずと五条の上に座る。
『な、何のご用で……っ！？』
頬を掴まれたかと思えば、ぐりんと五条の方に顔を向けさせられる。サングラスをとった五条の澄んだ青に、Aの間抜けヅラが映り込んでいた。
「どうだよ」
『………ほぅ、ほは？(どう、とは？)』
「あ？そこまで言わなきゃわかんねーの？……おら、俺の方がかっこいいだろ」
五条は性格はともあれ、自他ともに認める国宝級イケメンである。それはAも認めている。
だがしかし、Aの個人的見解ではあるが2次元と3次元は同じ土俵ではないのである。比べられるものではない。
そんなことをぽかんと考えているAを五条は見つめる。
「(何考えてるか知らねーけど……じっと俺を見つめてるってことはもうキスして良いだろ、これは合意)」
そっと顔を近づけようとした五条にメスと呪霊が飛んでくる。
「あっっぶねーだろうが！」
「違う意味では悟の方が危ないよ」
「医務室来い、解剖するから」
先程の攻撃に乗じてAを奪還していた夏油は、そっとAの頬を撫でる。
「……こんな風に君を助けることは猿？くんだったかな、彼には出来ないんだ」
『勝くんで――』
いつもは言葉で遮られるが、今回はそっとAの唇に人差し指を当てて言葉を遮る。
「今、君の口から他の男の名前は聞きたくないな。君に触れられるのも、愛を伝えられるのも私だ。猿より私の方が素敵だろう？」
『(まさる……)』
敬称すら失われた勝に同情せずにはいられない。勝が何をしたっていうんだ。
「あと普通に私の方がかっこいいと思うよ」
「どう？」とまた五条のときのように尋ねられたが、「どう？」と言われても……という感想しか出てこない。こちらもかっこいいとは思っているが土俵が云々。
またフリーズしていると、家入に首根っこ掴まれた五条が声を上げる。
「オマエが俺らの方が良いってなるまでコレ止めねぇから」
コレ=”俺の方がカッコいいアピール“がずっと続く……？Aは困惑した。
『……硝子ちゃ……』
「言ったろ、クズ共余裕ないって」
数日後、Aが折れてそのアニメは見れないようにされた。グッズは捨てられずとも五条家の金庫に仕舞われた。
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夢のわたあめ(プロフ) - ユナさん» お返事遅くなってすみません💦コメントありがとうございます！！！肉こそが全て、と思っている男子高校生らしい選択肢…… (12月10日 22時) (
レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - お疲れの夢主を癒す話めっちゃ大好きです！「fish or chicken？」ではなく「肉or肉」で大爆笑しちゃいました！ (11月24日 18時) (レス) id: c2a36c0403 (このIDを非表示/違反報告)
夢のわたあめ(プロフ) - 茶々さん» こちらこそありがとうございました！是非ピンクのピンを受けとってくださいまし……！✨ (9月27日 7時) (レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
茶々(プロフ) - 人生ゲーム書いていただきありがとうございます(๑>◡<๑)硝子のツッコミといい私と結婚するだろのセリフヤバすぎます！ときめいた😍‼︎自分もピンクのピン欲しいっ (9月27日 0時) (レス) id: fe39496f9e (このIDを非表示/違反報告)
夢のわたあめ(プロフ) - 茶々さん» 2回目のリクエストありがとうございます！！全力で人生ゲームを遊ぶ4人、素敵なシチュですね……✨更新再開後執筆させて頂きます！ (9月8日 18時) (レス) id: 4fd2da77ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢のわたあめ | 作成日時：2023年8月8日 14時
