25時、マリオネットは踊りだす【2j3j】【prsk】

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＿＿＿三週間後




その日は日曜日で、保育園も無かったため、Aと近くの公園で遊ぶ約束をしていた。



9時、丁度時間通りにAが来た。


その時のAは、とても落ち込んでいるように見えた。





刀也「A...？どうしたの？」

A「とうやくん.....わたし、、おかあさんを、かなしませちゃったの。」



と、泣きそうな顔でうったえかけてきた。




刀也「え、どうして...。」

A「わたしね、きのうおかあさんとゆうえんちにいったの。...それでね、チュロスをかおうとしてならんでて...で、そのときにますこっときゃらくたーのフェニーくんがいたの。...わたし、フェニーくんにあいたくて.....でも、おかあさんにでんわがはいって、、わたし、おかあさんがまっててっていってたのに.....フェニーくんにあいにいっちゃって、、、っ...」



正直、子供のそういう好奇心を抑えるのは難しい。だから、それどっちもどっちだと思った。

...酷いのは、この後だったんだ。




A「それでね...おかあさんが、、言ったの、」





＿＿＿
＿


朝母「お母さんね、怖くなっちゃったの。......Aが”悪い子”になっちゃったんじゃないかって」



＿＿
＿＿＿




A「わたしっ...こわいよ。....おかあさんに、きらわれちゃったのかな...？」




…あくまで、Aの母親が”怖かった”のは、Aが迷子になったことでなく、”悪い子”になってしまったからだという。

……Aの母親は、Aをなんだと思っているんだろうか。


...と、当時3、4歳の僕にはわかるわけがなく、Aの背中を優しくさすることしかできなかった




A「......へへ、、とうやくんのてって、あったかいね。」

刀也「...そう？」

A「うん。あんしんできる。........とうやくん、おうじさまみたい。」

刀也「おうじさま...？」

A「うん！……とうやくん、、、いや、とうやは...私のおうじさまだよ！」


刀也「ぼくが....。...おうじさま、っていうのはなんか...へんだなぁ。そこまでかっこよくないし」

A「そう？...なら.....とうやは、、、、わたしのヒーローだ！！」




その言葉が、ずっと脳裏に焼き付いている。...そのころのAは、まだ純粋無垢で母親の事をしっかり考えてあげられて、、表情も豊かな...普通の女の子だった。




次に変化が訪れたのは...小学校の頃かな？

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