25時、マリオネットは踊りだす【2j3j】【prsk】

+バグ ページ28

Noside



＿＿早朝




剣持刀也は家を出た。まだまだ家を出る時間より早いが、最近会ってない幼馴染はこれぐらい早く行くことが多い。
もしかしたら、会えるかもしれない。という淡い希望を抱えて家を出たのだ。




案の定、正面の家から紫色の少女が出てきた。



確かに、目の前にいるのは幼馴染、、朝比奈Aのはずなのだ。

見た目だってそのまんま。身長だって変わらない。なのに、なぜだろう



別人のように感じてしまうのは。





その少女は、光の無い目でゆっくりとこちらを見つめる。

そして、口を開いた





？？「...君が、刀也...か。」


刀也「……A...？」




？？「…君は、Aの事を....愛してくれているんだね。」


と、温度を感じない冷たい声色で淡々と喋る




まふゆ「私は、あの子じゃない。…ただ、忠告をしに来ただけなの。」

刀也「忠告...ですか？」

まふゆ「うん。.....君は、共犯者と一緒にAを救おうとしてくれてるよね」

刀也「！」


まふゆ「……図星、かな。........きっと、このままじゃ、




間に合わないよ。」


刀也「は...それって、どういう、、、」



声が震える。...”また”失ってしまうのだろうか。彼女の事を、




まふゆ「…でも、、、”まだ”光はあるんだ。......ねぇ、刀也。……





Aを、救ってあげて、」








＿＿＿
＿


A「刀也...？」

刀也「！...あれ、、、さっきの子は...？」

A「どういうこと...？というかどうしたの、そんな突っ立ってぼーっとして...。」

刀也「……なんでもないですよ。ね、途中まで一緒に行かない？」

A「いいよ。」




剣持は優しくAの手を握った。


もう遠くに行ってしまわないように

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