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過去編・KAITО編 ページ11
KAITОside
今日は雲一つない青空。この天気は...俺の妹”儷”が産まれた時と同じだ
俺は妹が大好きになった理由がちゃんとある。
それを今回は話していこうと思う
✘月✘日
儷が産まれた。一目見た瞬間はよくわからなかったが綺麗だな、とは思った。
普通に妹がいるって悪い気はしなかった、だからその時は何にも思ってなかったんだ。
でも、、、
『ねぇ、母さん、俺の新品ノートどこー？』
小学校に入学して少し経ったある日。俺は両親が儷の方に付きっ切りだったことに少し腹を立てながら聞いた。 すると
母「え...？あー...ごめん、買ってなかった！忘れちゃってた！ごめんねー」
それだけ言うとまた儷の方を向く。
...は？
『...母さん、おれ、一か月前から買っといてッて、言ったよね...』
母「えー？でも仕方ないじゃない...」
『なんでだよ！！俺より儷の方がそんなに大事？！』
母「...」
『もう、もう、あんたらのことなんか、知らないッ！』
母「ちょ、待ちなさいよ！」
今思えば可愛い出来事だが、、、その時の俺にしてはとても、辛いことだった。
だから学校をすっぽかして家出した。
『......』
泣いていた。河川敷で俺は泣いたんだ。悔しくて、寂しくて、悲しくて。
その時、甘い匂いが頬をかすめた。これは、、母さんの、儷の、匂いだった。
『！』
母「...ごめんね...KAITО...ごめん...儷の方に付きっ切りで、アナタのこと、見れなかった...ごめん、なさい。」
いつの間にか隣にいた。そんな母の腕には儷が、笑顔で俺の方を見ていた。
可愛い...一瞬そう思った。
母「...今日は学校休んでいいから...。帰ろう、KAITО。」
『...うん。』
家について椅子に座って本を読もうとした。そしたら、誰かに服の裾を握られた。
『！...儷？...どうしたの。』
儷「！！...あ、ぁ、、、、ぁりがと、、、、、」
『！！！...か、母さん、儷が、喋ったよ...？』
母「ほ、ホント？！」
その後また母さんは儷に付きっ切りだった。でも、不思議とムカムカしたりはしなくって。
逆に、(この子を、儷を、守りたい)って思った。
この、幸せを守りたいって
『...』
儷「おーい...おーい！KAITО！起きてる？！」
『！...起きてるよー。』
儷「ならさっさと下来て、ご飯できてるよ。」
『はーい...。』
これが、今の俺の一番の幸せ。
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澪々(プロフ) - らむねさん» 楽しみです！ (2022年2月5日 9時) (
レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 澪々さん» まぁオチはもう決まってますので！最後までどうぞ見てください！！ (2022年2月5日 9時) (レス) id: a105ded802 (このIDを非表示/違反報告)
澪々(プロフ) - らむねさん» ゑ(O_O) (2022年2月5日 8時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 澪々さん» んふふふｈ((ゑ (2022年2月5日 8時) (レス) id: a105ded802 (このIDを非表示/違反報告)
澪々(プロフ) - らむねさん» えー…今のところ、オチは、翔君だと予想！ (2022年1月30日 15時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：洗濯機が好物のただのオタク | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yui1/
作成日時：2021年11月20日 14時
