今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:323 hit
小｜中｜大
3話 Noside ページ4
ケータ「いや上手すぎでしょ!!!!」
エンマ「楽しいな射的！」
天野ケータとエンマ大王。
その二人が射的を楽しんでいるとき。
少女は二人を、ずっと見ていた。
近くにある多くの木の中の、一つの木の上から。
二人を見つめていた。
『…エンマ大王が、こんなところで、』
そう呟いた少女は、どこか悲しげに空を見上げる。
『そんなんだから、ダメなんじゃないの、』
悲しげに呟いた少女は、自嘲気味に笑い…手を伸ばす。
『この日も、また、愛おしい。』
気が遠くなるような長い間何かを見ているような表情で。
何かを望み、全てを失い。
何もかもを諦めてきたような表情で。
少女は、また、空を見上げる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
