40話目 ページ40
気づいたら私達は手を繋いで、食堂前まで辿りついた。
流石にこの先入ると周りの人が勘違いされてしまうため、手を離そうとした時…。
「あら、マイさんとチーノ様ではありませんか。仲が良いですね?」
my「メ、メイド長…!これは違っ…。」
「幹部との関係を控えるよう、初日に忠告しましたよね?もう一度、理解して頂ければ幸いです。では…。」
間を切り裂くように通るメイド長の言葉が厳しいな…。
どうしたものかとお互い目が合い、仕方がないと考え解散してしまった。
my「みんな、やっほー。…ジェーン!」
J「遅いわよ全く。」
嬉しいことに、ジェーンがミネさん達と一緒にご飯を食べていた。最初は断られたけど、なんだかんだ来てくれたんだ。
me「なぁ、マイ。アイちゃん見てないか?」
i「遅くなりました〜!」
全員揃う日が来るなんて信じられないぐらい嬉しい。因みに、双子ちゃんも一緒に居るよ。
i「マイさんとミィちゃん、ミネさんは嬉しいことありましたか!?」
アイさんの鋭さに見抜かれてドキッとした。何故か私達3人は、思い出してしまったかのように頬が少し赤くなったような気がする。
その話が向こうで、同じことをしているとも知らずに。
ci side
rbr「チーノお前…!なんでそのままgoせんかった!?」
ci「…は?なんの話や。」
rbr「惚けんなや!…後、お前らもやぞトントン、エーミール!なんでせんかったって聞いとんねん!」
「「…だから、何がや?」」
ロボロから意味分からんこと言うんやけど、いつものようにマイさんの方見る。
『「幹部との関係を控えるよう、初日に忠告しましたよね?もう一度、理解して頂ければ幸いです。では…。」』
あん時、メイド長に厳しく叱られたマイさんは悪くないんやけどな。
もし、俺とマイさんが普通やったらずーっと側に居てくれたんやろか。
ロボロの話を無視しながら見ていたら、アイさんに何言われたのか知らんけど、少し赤くなった3人の中にマイさんがいた。
ci「はぁ、そっちに行きてぇ……。」
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作者名:み〜と | 作成日時:2022年12月23日 19時