【日常組】名もない日記3【d!】 (ページ9)

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法律ページ9

「誰か、助けてぇ！」

「うるせぇ、騒ぐんじゃねぇ。
早く金を持ってこいっていってんだよ！"殺すぞっ"！！」

町の人は、困惑と恐怖によってどうしようもないまま、
固まってしまう。だけど、私は違う。

ユウ「待ちなさいっ！！」

私は強盗犯の前に立つ。

「なんだ、お前。俺に反抗する気か？冗談じゃねえ、
今すぐ金を持ってこい。
コイツがどうなるかわかんねぇのか？」

ユウ「それは、こちらのセリフですよ。ところで貴方は、先程の殺すと発言しましたよね？」

「あ"あ"っ！？だからなんだよ。」

見ればわかるよ。だって、

ユウ「ナイフの"持ち方"を知りませんね？」

強盗犯はﾋﾟｸｯと反応が見えた。

ユウ「しかも、それはただの果物ナイフですし、本当は殺したことがないんですね。むしろ、脅しですよね？」

強盗犯、いや、脅迫犯は目を泳いでいる。

しかし、ここで相手を煽ってはいけない。

なぜなら、凶器を所持している状態でも、いつでも行為が出来るのだ。

「だ、黙れ黙れ！コイツがどうなっても知らねえのかっ！！」

ユウ「知らないのはあんたの方だよ。」

と意外に返されたのか、脅迫犯は、動揺している。

説明しよう。

ユウ「例え、殺すつもりがなくても腕や首筋をほんの少しで切りつけてしまっても、

健康そうな方だから大丈夫だとか、そんな簡単に舐めたら内心的な事情を知らないでしょ。

よって最悪の場合には、『血友病』による死亡に至るんですよ。ご存じでしたか？」

法律科を舐めんなよ。