扇子 ページ21
一人…二人…あと三人。
「こ、こいつら…強え。」
pe「何年やってると思ってんだよ。」
「この男女どうなって…グフッ。」
si「ブチコロカスぞ?」
ノア子さんから貰ったこの扇子をなんとか馴染むように使いたいが、
「「グハァッ!」」
kr「よし、二人を倒した。」
tr「ヘーイ、毎度あり!」
「よくも、俺の仲間を…!」
ユウ「………。」
目の前の敵がナイフをこっちに向く。
一人の時とは違う、緊張で策を考えようとする。
迷うな。呼吸を整えて、しっかりと扇子を手離さない。
「この…!」
私はすぐに避けて
「なにっ!?」
扇子を振りかざす
まるで踊るかのように。
パチンッ!!と痛々しい音とともにそいつはうろたいた。
だけど、力が足りない。
「こんの、女ぁ!!」
kr『「"頭を使って"ね。」』
ユウ「…っ!!」
師匠の言葉を思い出し、宙を舞うかのように足を思いっきりそいつの頭にストレートを食らってやった。
〜遡って〜
ユウ「ハァハァ…。」
まだ、まだ出来るようになりたい。
kr「ユウ、俺らを真似しなくてもいい。」
ユウ「…?」
kr「自分の出来ることを優先してほしい。」
例え、"小さな兵士"でも新人でも女でも関係ない。
そう
ユウ「カラスのように舞え!」
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作者名:み〜と | 作成日時:2022年6月13日 16時