混乱 ページ14
シャオロンside
……………なんや、あれ。
港町の現状調査しに来て、見覚えのある紫髪のやつが誰なのかわかって、話しかけようとしたら…。
sha「A…やんな？」
そんなん嘘や。俺の気のせいかもしれん。
悲鳴が聞こえて早速悪者のお出ましかと思いきや、俺の人気が取られたわ。←
そういうことちゃうねん。Aが生きとる…。やけど、
si「"ユウ"さん、怪我は！？」
ユウ「無いよ、しにがみくんナイスぅ！！」
お互いハイタッチしてるのを観て、ほんまに別人なん？
あまりにも混乱しすぎて、同行であるアイツに連絡する。
sha「こちら、シャオロン。大先生、今どこにおるん？」
ut「ｼｬｵﾁｬﾝ、いま可愛い女の子とデートチュウ〜。」
sha「ｷｯﾂ。なに尖ってんねん！そんなんしてる場合ちゃうわ！！」
ut「え、どしたの？」
sha「あのな落ち着いて聴いて欲しいねん。
ハイビスカス市場にAらしき人物を発見したわ。
しかもP.K.S.T団のしにがみくんといたんだけど。
なにか聴いてる？」
ut「……は？」
鬱大先生side
ut「Aという女の子を見かけませんでしたか？」
俺はたまたま、煙草を吸いにベランダに向かってたはずやのに、チーノの話し声を聴いてしまって、
その相手がトラゾーさんやったから思わずチーノのインカムを奪いっとしまったわ。
tr「………。」
ut「トラゾーさん？ほら、覚えてないんですか。10年前の話になるんやけど、
あの頃のトラゾーさんたちが観光してたって話してたやないですか！あの女の子がAちゃんなんです。ほんまに…。」
tr「すみません、大先生。それっきりもう、Aさんと"会ってない"です…。」
ut「そ、そないですか…。引き止めてしまってすんません。」
通信を切って、耳からインカムを外す。
ci「もう、大先生！勝手に取らないでくださいよ。」
ut「す、すまんチーノ…。」
そやったわ。これはチーノやった…。
ci「……あれから会議が終わった後、様子がおかしいでにぃさん？」
ut「ほんまに、ホンマにショックを受けたんよ。やって…。」
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前作は部長と書かれていましたが、大変申し訳ありません。
部長からにぃさんに変更します。
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作者名：み〜と | 作成日時：2022年6月13日 16時
