黄緑の暗殺者 ページ41
ゾムside
ユウ「死んでも"愛してる"よ…。」
zm「…っ!!」
思い出した…なんで今になって思い出すの遅いんや。
10年前のあの日に俺は図書館におったはずやのに……。
em『「『愛してる』というのは、
"心を受けとめる"という意味を込めてこの言葉が存在しているんですよ。」』
kn『「なるほどな、やからAはその言葉に疑問を抱いたんや。」』
俺は……なんてことしてもうたん。
俺はいつ、Aの見た目した知らんやつに苛立ってるんや?
なんで理解せんとしないん。
こいつは…ユウは、家族がおるのに…
家族を愛してたのに…。
愛してるのも理解しとるのに…!
俺は…
Aを愛してなかったんか…。
エーミールの言ってた物語も納得やわ。
その神がバカなことしたせいで俺らもAも、ユウまで巻き込んどるやん…。
肩が震えるユウをみて感じた。泣いとる。やって、
ユウ『「死んだんです……。私は死んだしかありえません。家族を置去りにしたまま…。」』
本当はずっと口にしたくなかったんやな…。
zm「ユウ…。」
ユウ「ビクッ…!」
zm「すまんかった…っ!!!」
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作者名:み〜と | 作成日時:2022年6月13日 16時