舞踊 ページ29
ユウ「ふぅ…あ、髪ボサボサだ。」
廊下でトラゾーさんが待ってると思うからトイレから出ると、まるで私を待っていたかのように立っている人と目があった。
shp「………。」
ユウ「………。」
不味い。男性用トイレはちょっと離れてるからそろりと移動したら、
shp「どこに行こうとしてるんです?」
ガシッと腕掴まれたぁあああ!
ユウ「え、えとほら………今ならトイレ空いてますよ?」
shp「俺女ちゃう。なにを隠してるんですかAさん。いや…。」
shp「"ユウ"さん?」
ユウ「…っ!?」
なんで、知ってるの?彼は私の顔に出たことにすぐに気づかれ、目を細めながらこう言う。
shp「その反応は合っとるってことでいいですね?
いやぁ、まさかゾムさんからの突然の連絡きたと思ったら、まさかこんなことになるとは。」
ユウ「あ、いや…。」
もうこれは誤魔化せない…。
なぜなら、彼らは『幹部』だ。どんな手でも使って、情報を入手し、全員に伝達する。
P.K.S.T団よりも大人数のためなのか、私という存在が広がってしまった!ごめん、皆…。
どうにか掴まれた腕を力強く振り払うのは無理がある。
だから、
shp「…!?」
ダンスでもするかのようにスピンし、相手の距離を縮める。顔はすぐ目の前にあるからか、相手は私の行動に予想外で油断して手を緩ませた。そして、
ユウ「ごめん遊ばせっ!!」
と扇子をパッ!!と開かせ、相手の視界を包ませた。
もちろん、怪我を負わせるつもりはない。
例えるなら、孔雀の羽のように魅了して、その隙に客間に向かうのだが…。
shp「アホなんですか?」
反対方向だったぁああああ!!
入った時の左右と出た時の左右の違いが分からなくなるからよくアホなことするうち!!
shp「これで話出来ますね。」
ユウ「ちょ、ちょっと!」
ドンッと壁を追いやられ、目という目が合ってしまう。
shp「なぁ、無視せんといて。」
ユウ「」
助けて〜誰か助けて〜
助けてください〜
イケメンに壁ドンされてる〜
あとちょっとで死にそう〜♪←
si「彼女になにか?」
ししこがみぃいいいいいいいいい(号泣!!
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作者)文字数が…。
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作者名:み〜と | 作成日時:2022年6月13日 16時