流れ星が十二個 ページ12
個性的で素晴らしいと思う。
こんなスーツなんかよりも、体格がバレて目立ちやすいし、特に女性にとっては羞恥心の塊だ。
ci「(いやー…この子はしっかりしとって、助かるわー。
前に来た女の子…最新モデルかなんかで、雰囲気がちゃうな…。)」
『……あの、前に来た人では、どのような職を務めましたか？』
ci「…ん？あぁ、何度か新人さんのサポートした中では、看護に研究、学者…。あとは…あっ。
確か、求人募集中のグループがあったのを思い出したわ！」
ｶﾀｶﾀと心地いいキーボードが耳に届き、それまでには待つことにした。
そういえば、ひとらんと過ごした中、名前に違和感があったのを思いだす。Niveaという名に触れなかったことだ…。
あれは、chord nameとして仲間との連絡を取り合ってあるのか。
若くは、ひとらんというのは、本名か偽名…又はそれがchord nameだったのか…。
いや、今はそれについて語るのをやめよう。勝手な妄想といい、深く推測するのも疲れてしまうだけだ。
だが、問題なのは『こころの声』だ。聴きたくても、聴こえてしまう。その真実に_________
1人、求人募集中…。それが、3件もあるとのこと。専門は、救急・科学・天文学など。
まずは、一つ目の救急医療施設に、訪問する。
sn「はい、口あーんってしてね。」
取り敢えず、検査させられるという。口を大きく開けるが、これが精一杯で正直検査は苦手だ。
顎に手を添えられ、歯や舌などに異常が無いか、診てあげてくれるが…。
sn「(この子可愛いねぇ〜。顔と体型が、中性よりで堪らん！……性転換も有りだな。)」
どういう気持ちでいながら、色んな人を診てきて過ごしたのだろうか…。
雑面に何かしらの宇宙専門用語で書かれ、表情が読めない…。
しかし、こころの声が、ハッキリし過ぎてドン引きである。
sn「はい、異常なしっと。検査に治療とかは、こんな感じだよ。初心者でも大歓迎！……勿論、君が来てくれたら、すっっっっごく嬉しいなぁ？」
『あ、ありがとうございます…。』
宇宙よりもヤバい奴と出会ってしまった私は、怪我の無いように過ごそうと決意した。
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作者名：み〜と | 作成日時：2024年1月7日 19時
