今夜、夢で逢おう【名前変換オリジナル】

ep.2 ページ2

「...ふぅ」








会社の中で唯一落ち着ける場所は風が気持ちいい屋上

ベンチに座ってゆっくりとコーヒーを飲むのが最高








...あぁ、休憩終わったらまた資料作らないと
それに後輩の子のパワーポイント確認して
それから課長に取引先との事を報告して
あ、今日は掃除当番だった











「気が抜けないな...」





私は重度の不眠症だ。

なかなか寝付けないから睡眠時間がそもそも短いし
寝られているのかよく分からないくらい浅い睡眠
それに嫌な夢を見る。









睡眠が何よりも大事だと言うなら

この世界で私は不適合以外の何物でもない











――――――ガチャ





拓也「よぉ、A」


「拓也...」








拓也は私の唯一の同期だ。
仕事はそこそこ出来る、愛想は私よりも全然いいから人に気にいられる天才だと思う。









拓也「もうすぐ休憩終わるけど、お前疲れてるだろ？」




「え？なんの事？」






なんでバレてんのよ...













拓也「お前目の下クマやばいぞ」

「お？」






拓也「ちゃんと寝れてんのか？」







確かにそうだったー！！
最近は特に忙しくて睡眠時間がほとんどない！！


でも、こんな事バレたら睡眠管理も出来ないやつって思われるんだろうな








「大丈夫！ちょっと化粧が薄いだけ」





拓也「そうかぁー？」
















さすがにこのままじゃまずいのか...？









拓也「まぁいいけど、今日は給料日だし🎶」





「そっか...給料日か」

ep.3→←ep.1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す