妄想萌え★イ・ジュンギssiとこんな恋愛したぃ！ (ページ5)

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第4話　ファンミ会場ページ5

次の日、みきちゃんとファンミ会場にやってきた。

そしてここも空港同様に、たくさんのひと、ひと、ひと、ひと、ひと・・・

言わなくてもいいかもだけど、女性ばかり・・・

みんなウキウキして、気合いが入ってるのがよくわかる。

「圧倒されて、疲れそー」

「A先輩、会場内行けばもっとですよ！美紀もウズウズしちゃってますっ！」

美紀ちゃんの目が怖い・・・

獲物を狩るような目？？？

ハンターみたい！その表現が似合うな・・・

「中に入りましょー！」

美紀ちゃんにガシっと腕を掴まれ、半ば強引に入口まで連れて、いや、この場合連行されたって感じかもしれないっ！

きっと今のBGM流すなら、ドナドナですよね？

入口でチケットの半券を渡すと、かわりに緑のボールを渡される。

なんだろこれ・・・

なにか数字が書いてる。

「きっと、何か使うんですねー」

「・・・・・・・・0417」

「A先輩！！！！それって、すごくラッキーじゃないですかっ！！！！！！！」

美紀ちゃんの興奮が半端ない・・・

なに、なに、なに！

「ジュンギの誕生日じゃないですかー！」

「へ？」

「だーかーらー、４月１７日はジュンギの誕生日なんですよ！」

「・・・・・そ、そうなの？」

「これは絶対何かいい事ありますね！」

「なんなら交換しようか？」

「いえ！わたしは、この番号で満足です！！1982！」

「なんか意味あるの？」

「ジュンギの生まれた年です！！！！ふふ～」

美紀ちゃん、ほんとに好きなのね・・・

彼氏の話する時より、目が輝いてる・・・

・・・・・・・・・・彼氏、かわいそう・・・・・

会場内に入る。

席はどこかな？？

「美紀ちゃん、どのへん？」

「・・・・・・・かなりいい席かも？」

「ふ～～ん」

美紀ちゃんの後を着いて行く。

ステージ正面３列目のちょい左側。

「きゃーーーーー！かなり真近で見れますよね！！！」

美紀ちゃんはわたしの両手を握ってピョンピョンはねた。

わたしは小声で、

「美紀ちゃん・・・静かにー！」

周りの人が見てますよ？

「すいません・・・興奮マックスになってますね」

そんな美紀ちゃんがなんだかとってもかわいいわ。

「んじゃ、あそこに彼が立ったら、騒いでいいからね」

「はーーーい！もちろんです！」

美紀ちゃんは、いい子の返事をした。

よしよし。