第2話 空港にて ページ2
空港は、イ・ジュンギを待つ人でいっぱいだった。
手にはプレゼントやらPOPやら持って、キャアキャアとうるさい。
「先輩先輩!前の方行きますよ!!」
いや、絶対行きませんから。
「美紀は、とっても気合入ってますよ!」
拳握り、ガッツポーズの美紀。
「はい、この美紀特製うちわを持ってくださいね!」
美紀ちゃんに無理矢理、「李準基」と書いたうちわを持たされた。
うちわを持ったあたし、気持ち悪いぐらい似合わない。
「美紀ちゃん、あたしこの辺にいるからさー。最前列確保しておいでよ?」
「ええー!行きましょー!近くで見る機会なんて早々ないんですよー!」
美紀ちゃんは、わたしの腕をグイグイ引っ張る。
「あの中に入って行く勇気はない!というか、ほんとにファンの人が行った方がいいと思うから、遠慮するー」
「そうですか・・・じゃ、ここで待っててください!」
美紀ちゃんは、何回かわたしを振り返りつつも、最前列目指して行った。
やれやれ。
わたしはため息を一つついて、騒ぎとは反対方向に向いた。
この空港中にみなぎるパワーが、すごく体中に響いて、なんだか居場所がない気がした。
芸能人なんて追っかけてもしょうがないのになって思う。
テレビで見るだけじゃダメなのかしら。
わたしには到底理解が出来ないんだけど。
何がいいんだか〜
そして、
美紀ちゃんが興奮して戻ってくるまで、ボーっと外の風景を見ていた。
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ゆめら(プロフ) - コメありがとうございます<(_ _)>またおいで下さい! (2011年6月24日 22時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめゆめ | 作成日時:2011年6月23日 22時