【セブルス・スネイプ】夢に見た世界【ハリーポッター】 (ページ10)

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#05(２) ページ10

「ねぇ！」

突然横から声がしてAとセブルスは同時にその方向に目をやった
Aよりも１０個は年が下であろう男の子が驚いたような、期待しているような目で見ていた

A「えっと…どうしたの？」

子供とはいえ見知らぬ人に声をかけられたAは動揺しながらも返事をした
セブルスはその様子を黙って見ていた。

男の子「その奇抜な色をした髪に反対的な黒い瞳…キミ、もしかして生き残った女の子？」

Aは息を吞んだ、まさかそんな話をされるとは思っていなかった

男の子「僕知ってるよ！ウワサによるとその子に触れられる人は一人もいないって」

A「それは＿＿＿＿＿＿＿＿」

「ケビン！！」

言いかけたところで奥の方から大きな声がしてこちらに向かって女性が歩いてきた

男の子「あ、ママ」

女性「もうどこに行ってたの！ほら早く、パパが待っているわよ」

母親と思われる女性が男の子の腕を引っ張る、それに対抗するように男の子はでも！と大きな声を出してAを指さした。

男の子「ほらママ！この人、生き残った女の子だよ！髪も目の色も記事で読んだとおりだ！」

女性が顔を上げてAを見ようとするもそれは叶わなかった

セブルスがAの前に立っていたからである。

セブルス「申し訳ないが我々は忙しい、もうよろしいですかな？」

低く、淡々と告げるセブルスに対し弱々しく返事をした女性は男の子と一緒に去っていった