第46話 ページ48
*NO side*
ヒ「え……あろま中将の、義足？」
こ「あ、ああ……」
こーすけからの報告を聞いて、三人は目を丸くする。
フ「ど、どういう事……？ あんな強い人が、足吹っ飛ばされたんだべか？」
こ「詳しい事は……わからない。でも、義足の依頼が来たって事は……とりあえず、生きてはいるって事だ」
そうは言ったものの、誰一人として曇った表情を晴らす者はいなかった。
キ「……何が起きるかわかんねーもんだな、戦争ってのは」
ボソリと呟き、早速作業に取りかかろうとするキヨ。
そんなキヨの言葉に、三人は顔を見合わせて押し黙った。
この四人も、元は兵士として戦場を駆け回っていた。
しかしある日、悲劇が起きたのだ。
ある一般兵を庇ったキヨが───敵に右目を撃ち抜かれた。
その後……キヨは義眼をはめて戦場に立ち続けたが、やはり以前のようには立ち回れず。
キヨを気遣う三人が、目に見えるように怪我をする頻度が増えた。
それに気付いたキヨは、自ら戦線を退き技術班を志願した。
他の三人は、キヨを一人にしたくないがために、彼に付いてくる形で技術班になったのだ。
こ「……あっ、てかお前何さらっと仕事取ってんだコラ！！」
ようやく抜け駆けに気付いたらしいこーすけがビシッと指差すも、キヨは素知らぬ顔で手を動かす。
こ「依頼もらってきてやったのは俺だろ！！」
キ「バッカ離せ手元狂うだろ！！」
みっともない争いを続ける二人に、ヒラが不満そうに声を上げる。
ヒ「ちょっと〜！ 最俺一の技術者、ラーヒーを忘れてなーい？」
キ「ぬかせ！！！ 一番は俺じゃあ！！！」
こ「ふざけんな俺だっ！！」
ヒラまで二人の争いに参戦し、収拾がつかなくなる。
フ「あのー……ここは公平に、ジャンケンとかで＿＿＿
なんとか場を収めようとしたフジの脳天に、誰かがすっ飛ばしたスパナが直撃する。
フ「ちょ、ちょっと!? 工具は投げる物じゃありません！！」
結局フジも参戦する形になり、いよいよ話が進まなくなってしまうのであった───。
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来衣(プロフ) - 空文 晴霧さん» もちろんです！応援させていただきますよ！ (2020年5月23日 23時) (
レス) id: 21cb172704 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 来衣さん» お待たせいたしました！ これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年5月23日 9時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
来衣(プロフ) - 更新ありがとうございます！待ってました！これからも応援させていただきます！ (2020年5月23日 4時) (レス) id: 21cb172704 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 来衣さん» ありがとうございます！ 気長に待っていただければ幸いですm(_ _)m (2020年3月7日 10時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
来衣(プロフ) - 再会を楽しみに待たせて頂きます！！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 08ea9bf164 (このIDを非表示/違反報告)
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