第18話 ページ20
*えおえお side*
Ｆ「隊長っ！！ 二人が……！！」
え「わかって…る……？」
左側の敵を速攻で全滅させ、二人の救援に向かおうとする。
しかし、そちらを見た瞬間動きを止めてしまった。
Ｆ「なにボーッとしてんすか隊長！！ 早く行かないとっ……！」
え「いや……もう、必要無い」
俺の視線の先を追ったFBが、唖然とする。
Ｆ「朱乃…ちゃん……？」
本当に、一瞬の出来事だった。
朱乃は───残りの敵を全て斬り捨てていた。
その時の彼女の動きを見て、ゾクリとしてしまう。
あの動きは……あろまというよりも───。
恐る恐る彼女の方へ近付くと、魂が抜けたようにその場にへたり込んだ。
よく見ると、目の焦点が合っていない。初めて人を手にかけた事による、軽いショック症状だろう。
だが…ここまで疲弊しきっていた少女が、あんなに容赦無く人を斬れるものなのか……？
それも、まるで…“彼女”のような動きで……。
あ「……おい」
座り込んで腕を押さえていたあろまが、いつものふてぶてしい口調で言う。
あ「さっさと朱乃を乗せろ。いつまでも長居できねぇだろうが」
え「あ、おう……」
放心状態の朱乃を抱き抱え、車の方に戻る。
あ「俺は自分で歩けるわクソデブ！！」
Ｆ「あばす！！」
相変わらずの調子のあろまの方を、チラリと見やる。
なぁ……お前には、朱乃がどう映ったんだ？ あろま……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
来衣(プロフ) - 空文 晴霧さん» もちろんです！応援させていただきますよ！ (2020年5月23日 23時) (
レス) id: 21cb172704 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 来衣さん» お待たせいたしました！ これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年5月23日 9時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
来衣(プロフ) - 更新ありがとうございます！待ってました！これからも応援させていただきます！ (2020年5月23日 4時) (レス) id: 21cb172704 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 来衣さん» ありがとうございます！ 気長に待っていただければ幸いですm(_ _)m (2020年3月7日 10時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
来衣(プロフ) - 再会を楽しみに待たせて頂きます！！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 08ea9bf164 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
