第16話 ページ18
*朱乃 side*
集合した時、隊長と副隊長は、私の持つ刀を見て何か言いたそうにしていた。
しかし、あろまさんの方を見て結局何も言わなかった。
……言えなかった、の方が正しいかもしれないけど。
？「お……君らが護衛役、かな？」
待機していた私たちの前に止まった荷台付きの車から、一人の男性が下りてくる。
紫色のストールを巻いて眼鏡をかけた、比較的優しそうな人だ。
？「俺は"我々国"の使者や。“兄さん”って呼ばれとるから、そう呼んでくれ」
兄さん……兄さんさん？←
兄「それから、もう一人……」
兄さんが目を向けると、車内から金髪の男性が顔を出した。
？「お前らがMSSP国の連中か!? 俺はコネシマ！！ よろしくな！！」
水色の瞳を輝かせて満面の笑みを浮かべる姿は、なんとなく私たちの大将を彷彿とさせる。
私たちも自己紹介を済ませ、早速車に乗り込んだ。
ー＊ー＊ー＊ー
コ「にしてもまさか、新しい女兵士がおったなんてなぁ！！」
助手席に座っているコネシマさんが、荷台に乗っている私たちに話しかけてくる。よく聞くと、特徴的な
朱乃「じ、実は…今日が初任務で……」
コ「おお、そうなんか。ほんなら
え「いきなり言うなぁ、あんた……」
隣のあろまさんのイラ立ちを肌で感じながら、私ははっきりと告げる。
朱乃「死ぬ気はありません。何が何でも生き延びる……そう、誓いましたから」
コ「！ へぇ……？」
兄「……………」
刀を握り締めて真っ直ぐ見据えると、コネシマさんは目を細めて口角を上げた。
あ「お前……言うじゃねぇか」
朱乃「当然です！ 私は、生きる覚悟を持ってここに居るんですから」
私を横目で見ながらあろまさんが微笑んだ、その時。
Ｆ「敵襲っ！！」
副隊長の声で、一気に緊張が走る。
え「方向と人数」
Ｆ「前方に五人、左右に三人ずつ！」
あ「おいでなすったな……」
あろまさんがニヤリと口角を上げ、般若のお面を付ける。
え「左に行く。右は任せたぞ、FB。一人残らず撃ち抜け」
Ｆ「了解！」
あ「朱乃、俺たちは前の敵殺るぞ」
朱乃「は……はいっ！」
一斉に飛び出す私たちを、車内の二人は鋭い目で見つめていた。
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来衣(プロフ) - 空文 晴霧さん» もちろんです！応援させていただきますよ！ (2020年5月23日 23時) (
レス) id: 21cb172704 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 来衣さん» お待たせいたしました！ これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年5月23日 9時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
来衣(プロフ) - 更新ありがとうございます！待ってました！これからも応援させていただきます！ (2020年5月23日 4時) (レス) id: 21cb172704 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 来衣さん» ありがとうございます！ 気長に待っていただければ幸いですm(_ _)m (2020年3月7日 10時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
来衣(プロフ) - 再会を楽しみに待たせて頂きます！！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 08ea9bf164 (このIDを非表示/違反報告)
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