【ヒロアカ】死穢八斎會の雇われ用心棒！！ (ページ6)

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4話・白い鳥さんの夢/本音を言わせる者の夢ページ6

Aは治崎から
"死穢八斎會"のことについて
聞いていた。

『ふむふむ、つまりあたしはヤクザに
なるのか！！！でもヤクザって天然記念物
なんだよね～♪スゴいスゴい！！！』

そういってAは今の気持ちを
自分のスケッチブックに書いている。
音符に直して。

Aは芸術家だ。絵が好きで、歌が好きで
裁縫が好きな、女の子なのだ。
独特な世界観を持っているので
周りには理解されないが。

少し話はそれたが、Aは天然記念物である
ヤクザになれることが嬉しくて仕方ないのだ。

『そーいえばなんだけど、黒い鳥さんは
何て言うお名前？？？』

「俺は、オーバーホールだ。にしても
名前をきくときはまず、自分から名乗るものだろう。」

Aは本名を名乗られていないことに疑問を
持たない。なぜならオーバーホールが本名だと
思っているからだ。←

『あれま？？あたし、名前言ってなかったっけ
あたしは夢月A！！Aって呼んで！』

そして、自分が名乗っていないことにも気付いていなかった。←

「分かった。俺は若頭をしているから、
若とでもオーバーホールとでも好きなように
呼んでくれ。」

『じゃあ若って呼ぶね！！』

自己紹介が終わる頃には、大きな屋敷についていた。

そう。大きな大きな屋敷の前に。←

『でっかいねぇ。こんなとこに誰が住んでるんだろー？？』

「俺だが。」

『え？ここが死穢八斎會？？』←

「そうだ。」

そんな茶番を済まして中に入る。
廊下は驚くほど長かった。

『ここって鳥さんしか入れないっていう
決まりがあるの？？』

「そんなわけないでしょう。バカなんですかい？」

『バカって言う方がバカなんだよ！』

「お前は小学生か…。クロノ、コイツが
オッドアイのAだ。」

『いや、紹介の仕方！』

「あぁコイツがそうでしたか。
私はクロノスタシスっていいやす。一応
オーバーホールの補佐です。よろしく、A」

白い鳥さんの正体は、クロノだったようだ。

『よろしく♪補佐♪』

「クロノ、音本はどこだ？」

「アイツのことなら呼べばすぐきやすよ。」

「なら、呼んでおいてくれ。A、こっちにこい。」

Aは素直についていく。
たどり着いた部屋に入ると、クロノとおそらく
音本であろう人がいた。

「A、コイツが音本だ。」

『そっかぁ♪君が音本さんだね！よろしく！
あたしの名前は夢月Aだよ～！』

「よろしく、私は音本真だ。
君の個性はなんだい？？」