狼さんとお昼寝でも ページ27
月一の報告を終え、エニエス・ロビーに帰るランカ
時刻は昼過ぎだった
『うんん…ふぁ、昨日の会議が長引いて殆ど眠れなかったな…』
少しふらついた足取りで上へと上がる
ふと、柔らかい芝生の香りに鼻をくすぐられる
『…』
気が付けばランカはジャブラの部屋の前に立っていた
『…ジャブラ、入るぞ…』
中へ入ると、彼は留守なのかペットの鶏だけが出迎える
『やぁ…君の御主人は不在かい…』
「チュン！」
『そう…か…い…』
とある1件からあまり人の前で眠らなくなったランカ
しかし、今は疲れがピークな上に寝不足で
思考回路が働いていなかった
『…少しだけ…』
ドサ…と肌触りの良い芝生の上に倒れ込む
窓から入る太陽の光がまた心地よい
『…ジャブラ…すまない…』
そう呟くと彼女はゆっくり意識を落としたー
それから1時間後、部屋の主は帰ってきた
帰ってくるなり部屋の真ん中を凝視して立ち尽くしていた
ジ「…え、女神！？…じゃなくて…ランカ長官！？」
騒ぐジャブラだが、余程熟睡しているのか起きる気配がない
彼はそろりと隣に座る
ジ「…よっぽど疲れてんのか？…無理すんなって言ってるだ狼牙…」
すり…と優しく頬を撫でる
その顔は普段見せないような甘く優しい微笑みで
ペットの鶏だけが微笑ましそうにそれを見ていた
不意に、ぴくりと目を動かし開けるランカ
そして、寝ぼけた目でジャブラと目が合う
『…ジャブラぁ…おかえりぃ…』
舌足らずな声で優しく微笑まれそんな事を言われたらー
ジ「結婚して」
『…？…んん…ここは…！ジ、ジャブラ！すまない…爆睡してしまっていたのか…』
先程の事を覚えていないように話すランカ
ジャブラは溜息を零す
そして、慌てる長官を抱き抱えるとー
どさり…と倒れ込んだ
『へ…？』
ジ「…まだ全然くま取れてねーだ狼牙…俺も眠いし…寝とけ」
顔を赤くしながらそう呟いたジャブラに
ランカは嬉しそうに微笑むのだったー
夕方、起こしに来たフクロウに噂を流され
ジャブラだけ敵が増えたのはここだけの話である
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青桜 紫(プロフ) - 面白い…！！！！あ、ランカ長官描きたいです！！ (2018年6月27日 16時) (
レス) id: b25a335dc0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 桜姫さん» こちらこそ亀更新で申し訳ないです！！ゆるゆる待ってますので是非是非お願い致します！ (2018年3月21日 23時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
桜姫 - カナタさん» わぁ！最近、見てなくて忙しい中コメントしてくださったのにすみません！夢主様、許可ありがとうございます！頑張って描きます！ (2018年3月21日 21時) (レス) id: de58568a2b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 桜姫さん» コメント有難うございます！この作品結構partいってますので読むの大変かと思いますが、ゆるゆる楽しんで頂けると嬉しいです！勿論！夢主書いていただけると大変嬉しいです！是非是非！待ってます！！ (2018年1月11日 22時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
桜姫 - 初めましてです！桜姫です！この作品、大好きです！更新頑張ってください！後、夢主様を描きたいのですがいいですか？すみません(>_<) (2018年1月11日 21時) (レス) id: de58568a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年1月24日 13時
