ルフィ愛してるさんリクエスト ページ22
ー長官と兄スパンダムとの過去話ー
きっかけはカリファの些細な呟きだった
カ「…ランカ長官、アクセサリーを一切つけられないのかしら？見たことなくて…」
いつも通りのある昼下がり
メンバーは全員執務室でランカを盗み見ていた
そんな時、ふとカリファが聞いたのだ
『あぁ…いつも着けてはいるよ…ネックレスだから見えていないだけさ』
そう言いながらボタンを三つほど外すランカ
勿論ルッチ達はそれをガン見していた
そして、出てきたのはエメラルドの宝石をあしらったシンプルだが美しいネックレスだ
『装飾品はつけないんだが…これだけはいつもつけているんだ』
カ「っ…どなたから貰ったか聞いても良いですか？」
『あぁ…兄だ。私が幼い頃にプレゼントしてくれたのさー』
そして、ランカは過去のことを思い出すのだったー
ー十年前ー
ランカには、四つ歳上の兄がいる
同じ髪色をした父親似の兄だ
名前をスパンダムと言った
彼は不器用ながらに妹を大切にしていた
父親の後ろ盾のお陰かみるみる出世するスパンダムをランカは純粋に応援していた
そして今日は兄が遂にサイファーポールに所属することが決まった日だった
ス「へっへー！凄いだろー！」
『流石だね、兄さん！』
ス「お前はまだまだガキンチョだからな、親父の所にいりゃあいーんだよ！」
『っでも…私も、兄さんのようになって…兄さんの役に立ちたいな…』
しょんぼりするランカを見つめ、スパンダムは照れくさそうに頬をかく
そして、ランカの頭に手を置いて撫でる
『へ…？』
ス「あー、妹を兄貴が守るのはトーゼンだろ！…だから。今はまだいい」
そして、ランカの首に何かをかける
それは、美しいエメラルドのネックレスだった
『っ！？…兄さん…？』
ス「お守り替わりにもっとけ！いいな！？」
『う、うん！…有難う…！』
ランカはその時確かに兄からの愛情を感じたのであったー
後に、ランカの方が出世してしまい
スパンダムと溝ができる前の話である
それを話終えると複雑な顔をするメンバー
恋人からの贈り物ではないにしても
家族の贈り物となれば無下にはできず
羨ましそうにランカのネックレスを睨みつけていたとかー
『…兄さん、元気かな…』
そう呟いたのを
ファンクフリードだけが知っていたー
ルフィ愛してるさんリクエスト有難うございます！
スパンダムさんは後々出てくるのでこんなことしかかけませんでした…よければどうぞ！
作品 カナタより
純情ハレンチさんとお食事です→←コス丸さんリクエスト その2
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青桜 紫(プロフ) - 面白い…！！！！あ、ランカ長官描きたいです！！ (2018年6月27日 16時) (
レス) id: b25a335dc0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 桜姫さん» こちらこそ亀更新で申し訳ないです！！ゆるゆる待ってますので是非是非お願い致します！ (2018年3月21日 23時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
桜姫 - カナタさん» わぁ！最近、見てなくて忙しい中コメントしてくださったのにすみません！夢主様、許可ありがとうございます！頑張って描きます！ (2018年3月21日 21時) (レス) id: de58568a2b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 桜姫さん» コメント有難うございます！この作品結構partいってますので読むの大変かと思いますが、ゆるゆる楽しんで頂けると嬉しいです！勿論！夢主書いていただけると大変嬉しいです！是非是非！待ってます！！ (2018年1月11日 22時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
桜姫 - 初めましてです！桜姫です！この作品、大好きです！更新頑張ってください！後、夢主様を描きたいのですがいいですか？すみません(>_<) (2018年1月11日 21時) (レス) id: de58568a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年1月24日 13時
