その優しさは甘すぎて その2 ページ10
カ「そんな…ワシはCP9じゃぞ！？こんな…訓練も受け取らん上官に負ける何ぞ…！」
『君の敗因は１つだ、カク』
カ「っ？」
『相手の力量を見誤っただけだ』
カ「っ！！？…おんし、なにもんじゃ…」
『君の上官だ。最も六式は一応会得しているがな』
カ「はっ！？指揮官が会得するものじゃないぞ！？」
『それは私の自由だろうが…カク』
カ「…なんじゃ、上官に負けるような奴は要らんと言うのか？」
カクが睨むとランカはキョトンとした後優しく笑った
それは、ここへ来て初めてに近い笑顔で
カクは思わず見惚れてしまっていた
『いや、寧ろ素晴らしいな。最年少でその実力なら将来が楽しみでたまらん。私に勝てないからといって諦める君ではないだろ？』
カ「ーっ！？///」
CPに入ってからは褒められる事など無かった
勝つ事が当たり前だと教えられ
敗北とは死だと教えられ
そんな環境で生きてきたカクにとって
ランカの言葉は余りにも甘く優しいものだったのだ
『君には期待しているぞ。今日は有難う』
そう言って去ろうとするランカを思わず呼び止める
カ「あ…(ランカ)長官！！」
『っ…？カク？』
カ「ワシ…強くなるからのぅ！いつかランカ長官が
ビックリする位強くなったら…また褒めてくれるか？」
ランカは嬉しそうに笑った
『あぁ、とびきり美味しいものでもご馳走しながらな』
この日からカクはランカに惹かれてゆき
ランカの事をランカ長官と呼ぶようになったのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 459人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナタ(プロフ) - イゾウRAVUさん» コメントありがとうございます！すみません、どこか見つけられなくて訂正出来ていません……見つけ次第直させて頂きます！何時も読んで頂きありがとうございます！これからもよろしくお願い致します(^^) (2018年12月11日 23時) (
レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - 赤色はルビーですよ！ (2018年12月11日 21時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 闇夜((闇と夜の守護者さん» この頃はまだ導入編でしたので…懐かしいですよね|ω`) (2017年6月19日 20時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜((闇と夜の守護者 - うわぁ平和ぁ (2017年4月24日 18時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます！そうなんです！漫画であの表現見て凄く好きで！気がついてもらえてとても嬉しいです！これからもよろしくお願い致します┏○ﾍﾟｺ (2017年4月8日 21時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カナタ
| 作成日時：2016年11月4日 16時
