14.守りたいなんて言ってない ページ34
最初の場所へ戻ったランカが目にしたのは
ボロ雑巾のような相澤と
緑谷達と
彼らを助けようとしていたオールマイトだった
『！…オールマイト…』
ランカは、少し安心したように息を吐く
しかし目が赤くなった途端鋭く睨む
その視線の先には 死柄木弔がいた
「おい、死柄木。俺をあんな試し方しやがって…虫唾が走る」
弔「やっぱり、レンなら簡単に終わると思ってたよ…ちょっと待ってなよ。平和の象徴を少しでも傷つけたら君と一緒に帰るからさ」
「やっぱ壊れてんな、お前。俺はお前となんか行かねぇっつってんだろ！」
と、オールマイトがバケモノを相手しているうちに死柄木にかかるレン
しかし、素手でなにかに止められる
「あぁ？」
弔「保険の脳無をこんなところで使うことになるなんてね…レンと遊んであげてよ」
その瞬間、殴りつけられるレン
誰かの呼ぶ声はレンの吹っ飛ばされた音で掻き消されてしまった
「…成程、オールマイト並のパワーか…」
そう呟いて、ニタリと笑うレン
「まぁ、そのレベルならまだまだ俺は壊せねぇよ」
その瞬間、目にも留まらぬ速さで脳無の懐に入り
全力のパンチを鳩尾に決めた
超回復の筈の脳無の腹が吹っ飛び、そのまま倒れ込む
その音で周りが一瞬静かになった
「脆すぎるなぁ？おい。こんなんがお前らの切り札って言うのなら拍子抜けだ。オールマイトは足止めできても全てを壊すことは出来ねぇな…少なくとも俺は壊れねぇ」
倒れた脳無を見向きもせずに死柄木を見る
弔「…じゃあ何？レンならこいつらを倒して全員守れるなんて言うつもり？それこそ反吐が出るよ…レンらしくない」
「それこそお門違いだ、死柄木…俺がお前らの方へ行かないのは…」
そして、ニヤリ
あの悪い笑い方を浮かべる
「お前らも個性持ちばっかりだからだよ！言っただろ？俺は個性もちをぶっ壊したくてしょうがねぇんだって」
そこにあるのは、純粋な殺意
緑谷は、目の前にいるはずの彼女が
何故か遠くにいるように思えてしまった
そうこうしているうちに、オールマイトも何とか脳無を倒し
死柄木は苛立ったように頭をかいた
弔「んだよ…あいつ、俺に嘘教えたのか…！？」
「…あいつ…？」
焦る死柄木を抑えるように黒い霧のような人物が囁く
レンは面倒くさそうに舌打ちを零すと
ゆっくりと腕を構えた
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カナタ(プロフ) - からさん» コメントありがとうございます！全く意識していませんでしたが、そうですね…SFではありませんが、楽しく読んでいただければうれしいです！ (2018年7月4日 18時) (
レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 小枝さん» コメントありがとうございます！お返事遅くなり本当にすみません…リクエストありがとうございます！ぜひまだ読んでいただけているのならお待ちしております！ (2018年7月4日 18時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - SATOUKIBIさん» コメントありがとうございます！！今は原作沿いを更新していますが、そういう話も少しだけ考えております！まだ読んでくださっているのならこれからをお楽しみください！お返事遅くなり本当にすみません！！ (2018年7月4日 18時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
から - 題名がアンドロイドは電気羊の夢を見るか見たいな題名ですね…(汗) (2018年7月3日 1時) (レス) id: eaea3a9226 (このIDを非表示/違反報告)
小枝 - とっても面白いですね、一目惚れしました（笑）もしよければリクエストしてもいいですか？ (2017年11月29日 23時) (レス) id: db4ebcd82a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2016年10月29日 1時
