その2 ページ22
笑ったのはランカだった
ただし、今の目は 血のように真っ赤な赤色だが
「…よぉ、随分余裕じゃねぇか。ハーフ野郎…だが、ここで終わりじゃあ俺がつまらんだろ」
と、ランカの周りが少し揺れたと思ったらー
ジュワァァァ！！！
突如、ビル全体の氷が溶ける
轟は目を見開く
轟「なっ…！？」
「個性じゃねぇぜ？シバリングっつってな。体温が下がった時に身震いなんかで熱を発生させて体温を保とうとする自然現象なんだが…それを少し応用させて周りの空気の温度を急激に上げたんだよ」
ランカは轟にゆっくり近づく
轟はランカを凍らそうとするが
氷が触れる前に溶けてしまう
「無駄だ、俺のシバリングは持続性がある
お前の氷じゃあ俺は止められねぇよ」
ランカは赤い目を鋭く光らせ
ニヤリと楽しそうに笑う
「さぁて、形勢逆転だな？どうする、ヒーロー」
轟「…ここに居るのは、俺だけじゃねぇぞ」
「あぁ…複製野郎が外で待機してんだっけ？…まぁ、あいつも馬鹿じゃねぇ。いきなり氷が溶けたのを見て今頃内情を把握してんだろうよ」
そして、ランカがまた一歩近づく
轟は構える
「お前が炎を使わねぇのは勝手だが。俺は負けるのが嫌いでね…透明女！後ろ！」
と、葉隠が後ろを見ると
既に捕獲されていた
「ちっ！コレだから団体っつーのは面倒なんだよ！おい、尻尾男！透明女を救出しろ！俺はこのハーフ野郎を始末する」
透「ランカちゃん顔が極悪だよ！」
そして、両者打ち合いになる
が、元々格闘を使うランカの方が優先で
直ぐに追い詰められる轟
「これで終わりだ」
と、拳を入れる寸前ー
ランカが急に膝をついた
「がっ…！？…っくそ！邪魔すんじゃねぇ…よ…」
そして、目を閉じたと思ったら
次の瞬間目は青色になり眠そうに開いていた
『…轟君…ごめんね…』
轟「…まさか、俺こそ…」
そして結局、核がすぐ確保され
ランカ達は負けてしまったー
ランカは1人ブラブラと帰ろうとした時
不意に話しかけられる
轟「おい、天海」
『？…あ、轟君』
轟「なんであの時…お前に戻った？あのままだったら確実に俺は負けていた」
ランカは少し俯くと、まっすぐ轟に目を合わせた
『…あのまま…君と闘ったら…きっと…君を…殺してた』
轟「…っ！？」
その目は轟を見ているようで
遥か先を見つめているように見えた
そして、帰っていくランカを
轟はただただ見つめるしかできなかったのだったー
11.青い瞳と赤い瞳は重ならない→←10.コスチュームは計画的に
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カナタ(プロフ) - からさん» コメントありがとうございます！全く意識していませんでしたが、そうですね…SFではありませんが、楽しく読んでいただければうれしいです！ (2018年7月4日 18時) (
レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 小枝さん» コメントありがとうございます！お返事遅くなり本当にすみません…リクエストありがとうございます！ぜひまだ読んでいただけているのならお待ちしております！ (2018年7月4日 18時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - SATOUKIBIさん» コメントありがとうございます！！今は原作沿いを更新していますが、そういう話も少しだけ考えております！まだ読んでくださっているのならこれからをお楽しみください！お返事遅くなり本当にすみません！！ (2018年7月4日 18時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
から - 題名がアンドロイドは電気羊の夢を見るか見たいな題名ですね…(汗) (2018年7月3日 1時) (レス) id: eaea3a9226 (このIDを非表示/違反報告)
小枝 - とっても面白いですね、一目惚れしました（笑）もしよければリクエストしてもいいですか？ (2017年11月29日 23時) (レス) id: db4ebcd82a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2016年10月29日 1時
