練習生のあの子。 (ページ44)

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優しいところページ44

HUNINGKAI side

デビューしてから日に日に距離が近づいている僕達。ヒョン達と毎日大変だけど楽しいことも沢山ある。

そんな中でも実はAヒョンとはまだ少し距離を感じる事もある。僕はもっともっと仲良くしたいんだけど……

でも勉強とか練習も人一倍頑張るAヒョンの邪魔はしたくないし…なんて日々一人で頭を悩ませている。

hk「いつ話しかけようかな……」

「ヒュニン？」

hk「っわ！！！」

レコーディング終わり、練習室を覗くと自主練をするAヒョンを見つけて扉からこっそり見ていた。どのタイミングで話しかけたらいいか悩んでいるとAヒョンがこっちに気づいちゃった！

どうしよう、隠れて見てたのバレたら変に思われちゃって仲良くなるどころじゃなくなる！

「レコーディング終わったとこだよね、お疲れ」

hk「あっ、ヒョンも、お疲れ様です！」

「？？こっち座る？」

扉の前に突っ立ていた僕を手招きしてソファに座らせてくれた。自分だって疲れているのに、なんて優しいヒョンなんだろう……！

hk「アニ！ヒョンが座ってくださいよ！ずっと練習してたんですよね？」

「いいの。それよりいいものあるんだよ」

hk「いいもの？」

「うん、ちょっと待ってね」

ガサゴソとバッグを開けて何かを取り出したヒョン。ヒョンはさっきまで動いていたからうっすらと汗をかいている。休んだ方がいいのに……

「はい、これ。ヒュニンにあげる、好きだよね？」

hk「ぶどうジュース…！！いいんですか？！」

「ヒュニンアがレコーディング終わったらあげようと思ってて、まだ冷えてるね」

hk「……っAヒョン〜ㅠㅠㅠ」

「え、ちょっとヒュニンア？」

こんなに優しいのに、話しかけずらいと思い込んで距離を感じていた僕は何をしているんだろう！！僕なんかよりずっと天使ですㅠㅠㅠ

「もしかして嫌いだった？ぁ、新しいの買ってくるから」

hk「違います！嬉しいんでず〜うぅ〜」

「そんなにぶどうジュースが好きなんだね、また買ってくるね」

hk「今はぶどうジュースよりAヒョンが好きですㅠㅠ」

宿舎にて

bg「なんでカイあんなにくっついてるの？」

th「僕も分かりません」

「ヒュニンア、ちょっと苦しいかも、」

hk「AヒョンILoveYou〜♡」

Aヒョンの優しいところを発見出来た日！！