練習生のあの子。 (ページ41)

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かっこいいヒョンページ41

TAEHYUN side

練習前、ヒュニンと飲み物を買いに行っている途中。
廊下で練習生の先輩と鉢合わせてしまった。

デビュー組になる前、良くパシられていた先輩だ。上下関係が激しかったから言うことは絶対聞かなくちゃいけなかったけれど、僕達はこれから練習がある。面倒臭いところで会ってしまった。

hk「あ、アニョハセヨ、！」

th「…アニョハセヨ」

『おー、丁度いいところに。今からコンビニ行って俺達の飲み物買ってきてよ』

やっぱりそうだと思った。
ヒュニンは怯えてしまっているし、これから練習があって遅れてはいけないのに。

th「…僕たちこれから練習があるんです」

『先輩の言うことは絶対だろ？デビュー組に入ったからって調子乗ってるの？』

はぁ、どうしよう、
頭を抱えていたその時。

「先輩こんにちは。すみません僕達練習があるので。この子達お借りしますね～」

th「Aヒョン…！」

『あ、おい待てよ！』

後ろから来たAヒョンはスマートに僕とヒュニンの肩を抱いてその場から助けてくれた。凛とした横顔はすごくかっこよくて、見惚れてしまいそう。

「連れて来ました」

yj「お、マンネズやっと来た～どこいたの？」

th「先輩に絡まれてて…Aヒョンが助けてくれました」

sb「え？大丈夫だったの？」

hk「Aヒョンかっこよかったです～！ㅠㅠ」

「ヒュニン泣きそうだった」

Aヒョン〜！と泣きつくヒュニンを撫でてあげるヒョン。その横では「俺の弟達を怖がらせた奴は誰だ！！」とキレているヨンジュニヒョン。それをなだめるスビニヒョンと、どうでも良さそうなボムギュヒョン。

ちょっと面白い。

th「Aヒョンありがとうございます」

「ううん、大丈夫？」

th「練習生の時も僕とヒュニンはよくパシられていたので」

「すぐに呼んでね、飛んでくから」

シューズの紐を結びながら当然のようにそう言うヒョン。
カッコつけたいとか、そういうのじゃなくサラッと言うヒョンはやっぱりクールでかっこいい。

「テヒョナどうしたの？やっぱり怖かったよね」

th「いえ、Aヒョンはかっこいいですね」

「？？かっこいいのはヨンジュニヒョンとか…テヒョナだってかっこいいけど」

th「…笑」

ちょっとだけポンコツだけど、僕からしたらヒーローみたいでとってもかっこいいヒョンだ。