練習生のあの子。 (ページ38)

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あの後、マネヒョンにこっぴどく怒られ、ホテルに行って着替えた。

hk「Aヒョン、ごめんなさい…」

「いいよいいよ、これも思い出」

hk「カメラ回してなくてよかったです…」

「それより、まずヨンジュニヒョンに謝らないとね」

yj「あ～もう、砂だらけだし…チンチャ～…」

僕達の濡れた服はヨンジュニヒョンが洗濯をしてくれているみたい。ごめんねヨンジュニヒョン。

午後からはダンスの猛練習。
何を言っているか分からないし慣れない場所での練習は想像以上についていくのがしんどい。

ぶっ通し8時間の練習が終わった。

「はぁ、」

bg「づがれだ～！！動けない…」

「……僕も」

sb「ほんとこの子達は。笑」

th「ヒョン達、着替えてきてください。夕ご飯無くなりますよ。」

寝っ転がる僕達の前にテヒョナが仁王立ちしてそう言う。とぼとぼと僕とボムギュは立ち上がって着替える準備。ヒョン達に「テヒョニの方がヒョンだね〜」なんて笑われちゃった。

「お待たせしました」

bg「遅いよA！お腹すいちゃった」

sb「お前もテヒョナに言われるまで動かなかったじゃん」

そんなこんなでマネヒョンに車を出してもらい、ホテルに戻る。ルームサービスを頼んで食事を済ませ、パパっとお風呂も済ませてしまう。

「スビニヒョン上がりました」

sb「こっちおいで〜ベッドふかふかで気持ちいよ」

「ふふ」

これまたアメリカンサイズの大きなベッドで、大の字になってゴロゴロしているスビニヒョン。大きなうさぎみたい…

僕も隣に寝っ転がってお邪魔する。

sb「疲れたねぇ」

「はい、かなり」

sb「Aちゃんと英語喋れててすごいね、尊敬しちゃった」

「今まで習った英語だけです」

sb「でもヒョンはリーダーなのに全然駄目だなぁ」

横をチラッと見ると辛そうなスビニヒョン。
苦しそうに笑うのが見てられなくて堪らず寄り添ってくっついた。

sb「…！どうしたの、珍しいね」

「リーダーだからってそんなにプレッシャーに思わないでください、ちゃんと僕達が助けるから心配ないです」

sb「あー、ほんとに…頼もしいね、ありがとう」

「う、苦しい、」

力いっぱい抱きしめられてちょっとだけ苦しい。
鼻をすする音が聞こえたから、抱き締め返してあげた。

「I trust you(信じてますよ)」

sb「なに？なんて言ったの？」

「秘密。」

sb「えー？！」