盗み聞き ページ29
ボムギュ side
夜、目が覚めてしまって時計を見ると夜中の1時。
ついに明日がデビューだからか上手く寝付けず飲み物を取りにリビングに向かった。
リビングには先客がいて、覗いてみるとAが誰かと電話していた。
盗み聞きじゃないけど気になって聞いてみた。
「うん、ちゃんと食べてるよ。筋肉も少しだけどついたし、体重も増えたから、心配しないで。練習は…もちろんキツイけど着いてけてるよ。デビューして落ち着いたら休みがあるから、その時に帰れそう。」
話を聞く限り電話相手は多分、Aのご両親。
まだAは実家を離れたばかりだから寂しいのかも。
「あと、友達が出来たんだ」
嬉しそうにそう話すA。
何だって!オレ以外に友達なんかいつの間に!
「そう、この前写真送ったボムギュって子。部屋も同じでルームメイトなんだ。たまに一緒に寝てるし、仲良しだよ。朝は2人して寝坊したりして笑
え?今度連れてきてって?ふふ、どうかなぁ、誘ってみるよ。」
すごく嬉しそうに楽しそうにオレの話をする姿を見てじーんと目頭が熱くなった。A、お前はオレの誇りだよ。
お前がオレを嫌いになっても、Aから離れたりなんかしないからね。Aの一番の親友でいるし、オレの一番の親友でいてね。
「じゃあそろそろ切るね、うん。おやすみ。」
bg「A」
「っわ、ボムギュ…いつから居たの」
bg「ずっといた」
「声かけてくれたら良かったのに」
bg「ううん。いいからAも寝よう?今日はAのベッドで寝る」
「えぇ、シングルだから狭いってば」
bg「いいからいいから」
その夜はAのベッドにお邪魔して2人で寝た。
Aの第1号の親友としてずっと傍にいるよ。
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おしお(プロフ) - デビューした後の話もみたいので続けてほしいです! (2023年4月16日 8時) (レス) @page33 id: c50932ce86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うゆ | 作成日時:2023年2月26日 18時