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A side





目を覚ますと病院の匂いがして、ベッドの上にいた。

あぁまた死 ねなかったんだ。








『A、!目覚ましたか?良かった…』

『ぐす、っ……A、』







アッパがすごく冷や汗をかいていて、オンマが涙を流していて。ごめんね、って言いたいのに声が出ない。

代わりに二人の手を握るとアッパまで泣いてしまって、オンマはもっと泣いてしまった。







『…転校しようか』

「え?」

『引越しましょう、Aには前から言ってなくて申し訳ないけど、ソウルに引っ越すの。Aの為にもオンマとアッパが支えるから。』







退院して落ち着いた頃、オンマとアッパから引っ越しの話をされた。転校ってことは新しい学校でまた一からということ。今度はきっと大丈夫って二人は言ってくれた。


ソウルに引っ越す日。僕は全く寂しくなかった。学校にも顔を出さずに転校した。






もうあんな地獄とはおさらばで、

あんな奴らとも関わることはない。





そう考えたら心做しか気持ちが軽くなった。

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おしお(プロフ) - デビューした後の話もみたいので続けてほしいです! (2023年4月16日 8時) (レス) @page33 id: c50932ce86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うゆ | 作成日時:2023年2月26日 18時

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