Aぇ! groupってAぇ! やん！③ (ページ22)

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なんで言わないのか？なんで頼らないのか？
なんでそんな責められること言われなきゃいけないの？

置いていかれそうで怖い気持ちわかる？
せっかくのグループの名前を売るチャンスなのに、、、

和「ごめんA、１回落ち着いて」

『なんでなんでって、、私なんか大した仕事もしてないのにっ、、こんなになっちゃうのは弱すぎるなんてわかってる！！！

、そんなのデビューして私より忙しいかずくんに言えると思う！？」

子供みたいに泣いてわめいて、はぁはぁと呼吸が乱れる。
いつぶりだろうこんなに大声出したの。

『、はぁ、はぁ、ッ』

和「A。俺の目みて。
ゆっくり吸って、吐いて。ん、上手上手」

『っ、、、』

和「だいじょーぶ。大丈夫やからゆっくり息して。」

少し掠れた優しい声と背中をさすってくれる大きな手。
ふらふらとうまく体に力が入らない私をかずくんがぎゅっと抱き締めてくれた。

和「Aの気持ちも考えんと無神経なこと言った。ごめんな？」

『っ、、私もおこってごめん、かずくんは悪くないのに、』

和「ずっとひとりで辛かったな？ごめんなほんまに」

むぎゅっとほっぺを持ち上げられて目が合う。
もうお風呂から出た時の、怒ったかずくんじゃない。

和「俺と一緒にさゆっくり治してこ？」

『、…かずくんには迷惑かけられない、』

和「支えさせてや。Aは俺の大切な人やで？絶対ひとりにしやんよ。ぜーったい。」

『っ、、、かず、くん』

和「もお泣かんの～～、」

これでもかってくらい泣いた。泣きすぎて目は腫れてるし、頭痛もする。
わたしが落ち着いたらかずくんが作ってくれた雑炊を一緒に食べた。

『ねぇ、私の事気にしないで好きなもの食べていいよ？』

和「んー？今ダイエット中やねん。丁度よかったわあ」

そういう優しいところも、昔っから本当に変わらない。

弱さを見せられなくて強がる私をいつも救ってくれるのはかずくんで。かずくんにはずーっと敵わない。

『ねえかずくん』

和「ん？」

『ありがとう』

和「Aのヒーローやからな」

『ふふっ、』

和「ふら隣におるから寝てええよ」

『、手繋いでて』

和「ずっと繋いどくなあ」

温かくて優しいあなたは、今も昔も私のヒーローです。

いつもありがとう。