Aぇ! groupってAぇ! やん！ (ページ22)

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▽織姫と彦星ページ22

小「七夕ですねえ～」

『うん』

他のメンバーは出払ってて、控え室になぜかビバと2人でいる時に不意にビバが呟いた。

小「反応薄くないですか？」

『え？』

小「女の子ってもっとこう、
織姫と彦星が一年に一度会える日なんて素敵～！
とか普通言うもんちゃいます？」

『はいはい。可愛げない女の子ですいませんね～』

小「いや！そういうつもりで言ったんちゃいますよ！？」

自分の発言に焦ってるビバは面白い。笑
まあ、その発言にカッチーンってきたけどな。

小「よっしゃ！願い事書きましょ！」

『え？』

そう言うとどこから持ってきたのか分からないけど折り紙を持ち出してきた。

『折り紙持ち歩いてんの？』

小「今日七夕だから願い事みんなで書こうと思って持ってきたんですよ～」

そう言うとビバは言うと私の前に白の短冊とペンを置いた。

でも、短冊に書けるような願い事ってぱっと思いつかないのが現実。

迷いなく紫の短冊にさらさらとペンを走らせるビバを横目に、目の前の白の短冊に自分の願いを書いてみる。

小「書けました？」

『一応、ビバはなんて書いたの？』

小「こういうのって言ったらダメやなかったですっけ？」

『いや、短冊飾るんだからどっちみち分かるじゃん』

小「あ、そうやった。」

やっぱりどっか抜けてるんだよな～、

じゃあ特別に見せたげます！と自分の短冊を裏返してせてくれたビバ。

ひっくり返された裏面に書いてあったのは、

【これからもずっとAぇ! groupのメンバーといたい】

『いられますように。じゃないんだ。笑』

小「ええ！上から目線みたくなってもうた！どうしよ、」

『ふふっ。いいと思う、ビバらしくて笑』

こういうちょっと照れくさいお願いごともサラッと書いて願えるビバはほんとに素敵な人なんだなあ、

ビバがリーダーで正解だよやっぱり。

小「Aちゃんがええって言うならええですわ。
Aちゃんはなんて書いたんです？」

『はい』

小「大切な人達が笑顔でいられますように…、」

『え？まさかの無言？何か言ってよ！』

小「やっぱり可愛ええですAちゃんは。
そういうとこ好きです」

そう言いながら頭を撫でるビバ。
年下なのに頭を撫でてくるやつなんてビバくらいだぞ。

まあ、でもビバだから許せちゃう。

小「よし、まっさん達にも書いてもらいましょ」

数年ぶりに書いた願い。
かなって欲しいなあ、